セブンス・ブルー #2

アン・ジアティスの乙女達・リア要約


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Eブランチ初期情報 「冒険に出航!?」
担当:秋芳美希マスター

 ビギニンゲートではシンプリー・アルセブン名義で「黄金郷」を探索する「フロンティア号」の乗員募集が行われていた。その採用は「一芸審査」によって行われるという。また、シンプリーの娘のフィオリナも冒険にでたいと考えている様子。

 一方、以前難破した観光船メリーフラワー号は海賊「マイ・エンジェル・アニマルズ」によって占拠されていたが、船は今にも壊れそうな様子だという。


 特に参加ブランチを変えることもなく、前作と同じマスターのシナリオに。引き続いてのNPCも多数登場のようですが、それだけが理由で有利になると新規の参加者さんはいやがるでしょうね。


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冒険その1 E2「冒険に出航!?」
担当:秋芳美希マスター

 かつてビギニンゲートの周遊観光船であったメリーフラワー号は、遭難してオァイーヴ島に漂着するなどを経て、現在は残虐非道で知られる海賊ディーオ・スマリタの率いる「マイエンジェル・アニマルズ」が占拠していたが、すっかり腑抜けたディーオの指揮の元では今にも沈みそうな状態であった。メリーフラワー号には、オァイーヴの冒険を経験してメリーフラワーに愛着のある者、あるいは海賊団と知ってあえて乗り込もうという者などが集まっている。

 ビギニンゲートでは、シンプリー・アルセブンの名で「黄金郷」を目指す冒険者の募集が行われていた。その舞台となる「フロンティア号」はずんぐりしたお椀型に小さなマストでピンク色の船だった。その外見は勇壮さに欠けるが、帆が小さいことから風に頼ることが少ないエンブレア機関搭載の船と予想される。そして乗組員を選抜するのは「一芸審査」によるとされ、冒険者達が応募してきていた。

 一芸審査にはオァイーヴ等の冒険に関わった者達も多数やってきている。彼らは警備をしている海兵達が、以前オァイーヴで「緑目の蛇」に支配されて周囲に被害を与えてしまったロッド・ファルコンの部下であるのに気がついていた。

 また、オァイーヴでの冒険でシンプリーの娘のフィオリナと関わっていた者も多い。だが、シンプリーは集まった冒険者の異様さに恐れをなしてフィオリナを屋敷に帰そうと必死だった。

 一芸審査では戦闘力を示そうとした者達が警備の海兵を相手に立ち回りを演じたりして一騒動が起こっていたが、それを止めたのはシンプリーによって罪を不問とされていたロッドだった。「一芸審査」の目的が乗組員の決まっていない「フロンティア号」での役目を決めるものであったのを伝えるロッドは、集まった全員を合格とすると共に、役目は自分で決めるようにと告げた。

 ロッドの説明によると、フロンティア号は自力で航行可能なエンブレア機関搭載の大型船で、北方での航海に備えて砕氷可能な船首と保護された舵を持っている。予備パーツも用意されて補給無しでの長期航海も可能であり、武装も一人で操作出来る大砲が8門、3人以上が必要な主砲を1門用意している。なお、役職が決まるまでの航海はケーブルシップに牽引されて行われるということだ。

 フィオリナは彼女を慕う冒険者達によって「男装の冒険者」として航海に参加することになった。シンプリーはそれに気が付かず「フィオリナは屋敷にいる」と思っているらしい。そして出航した船では、何者かが「監視を続ける」といっているのを耳にした者がいた。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

 と、昔話を始めていると、そこを通りかかったのは、外見11歳のメガネ少女フィーア・ラロック。“植知の達人”でもあるフィーアは、ウスラデとデュラムの顔をマジマジと見つめると、溜め息を一つつく。
「……ふう。『フロンティア号』で冒険すれば、いい男を見つけらるかと思ったのですけれど……これでは無理そうですわね」
 髪にリボンをつけたお嬢様姿のフィーアの細首に、腕を回したデュラムは言う。
「おう。フィーアか?こーんなイイ男は、そうそういねぇよ?男ってのは外見じゃねえって」
「そ、そうですのっ?」

〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜

 ここに、同じ島で冒険しながらも、一度も会えなかった二人が固く握手を交していた。そこへフィーアがおっとりと言う。
「それはそうと、旧交を温め合うには、もうちょっと道の端に寄った方がよろしいのではなくて?」

〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜

「“一芸審査”は、貴公たちに頼みたい部署を決める為にあった。この船の何を選ぶかは、貴公らの自由だ。シンプリー殿を“黄金郷”へつれていって欲しい!」
 横柄に言うロッドに、眼鏡少女のフィーアから“では、当然皆、合格ですわよね?”というのんきな声が上がる。その声にロッドが頷くと、
「『フロンティア号』の性能は? 危険な海を航海できなければ意味がありませんのよ」
 という、大人の女性の声が上がる。その声に、『さすが冒険者というべきだな』とロッドは感心すると、簡単に船について説明を始めていた。


 前作と同じマスターのシナリオに参加です。キャラ掴んでもらってるのはいいんだけど、インターバルの間にこちらの方がPCのイメージ忘れてたりして(^_^;)。いや、基本はともかくキャラロールの面でね。

2002,01,26
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  冒険その2 E1「セブンス・ブルーは大騒ぎ」
担当:秋芳美希マスター

 スタッフの決まっていない「フロンティア号」では船長の座をかけた争奪戦が繰り広げられていた。それには探検隊を集めたシンプリー・アルセブンも参加している。小型砕氷船を使って行われたレースで船長も決まり、ノコ・フィッシュを食材として使った宴会も開かれた。

 レースに湧く影で、フロンティア号の内部では見覚えのない少女が保護されていた。「怪しい人物がいるらしい」という情報で少女にも警戒の目が向けられるが、目の届くところにおいておきたいということと、シンプリーの言葉もあって乗船を認められることになる。そしてロッド・ファルコンは「セブンス・ブルーを裏世界から支配する者達」の存在を示し、今回の手口からは「炯眼のカイザー」が想像された。そして各種の担当者も決まったフロンティア号は出航していく。

 一方でオァイーヴ島に漂着しているメリーフラワー号は「元海賊の山賊」ディーオ・スマリタがリーダーにおさまっているが、以前の彼に比べて意欲というものが薄れているようだ。それでも海賊団には人材が集まり、島の「パオラの民」から「ドケドケのエンブレム」を譲り受け、島民の協力も受けて修理を完了させたメリーフラワー号は出航していく。そして「フロンティア号の追跡にはサルを使うといい」と、相棒のサルを残してディーオが姿を消した。

 フロンティア号では、フィオリナが父のシンプリーから複写してもらった石版の地図を見せていた。そして一人になったフィオリナは夜の海に突き落とされる。「お前の役目は終わった」と薄笑いを浮かべる少年の後ろに立つのはディーオだった。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

 遅刻のため無し


 継続参加で新規のマニュアルが無く、タイミング悪くネットワールドも入金切れでスケジュールを把握していなくてすっかり〆切忘れてしまいました。NPCに関わろうとしてるんじゃなければまだ出航したばかりだし、さほどの影響はないかも知れませんが。

2002,02,26
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  冒険その3 E2「非情の海は、冒険の海」
担当:秋芳美希マスター

 男装して船団に潜入していたアルセブン伯爵の娘フィオリナは、父親と向き合うべく一人夜の船を進んでいた。そしてフィオリナは薄笑いを浮かべた少年に海へと突き落とされ、救おうとした者達も少年と、共に行動していたディーオに苦戦する。ディーオと「炯眼のカイザー」と呼ばれた少年はそのまま姿を消した。そのころ、謎の少女ミルチェのいたところに代りにカイザーが現れていた。

 フィオリナ達の捜索は騒動を避けるべく、シンプリー伯爵には内密に行われた。小型艇で行われた捜索では、カイザーにより深海に転移させられた冒険者達も救出された。フィオリナ達も助けられたが、小型艇では先行したフロンティア号に追いつく速力はなく、海賊船となっているメリーフラワー号に便乗して黄金郷へ向かうことになる。

 そのメリーフラワー号はディーオの相棒の「人語を解するサル」の導きでフロンティア号を追っていた。犯罪者の乗るメリーフラワー号は海軍に追われるが、サルが「遺産」のついたヒューヒューのエンブレムで高速航行させて脱出していた。

 フィオリナ達がメリーフラワー号に合流したのはその後だった。フィオリナの持っていた石版の写しから、メリーフラワー号はシラルドの大樹へと辿り着き、黄金郷への鍵を手に入れる。ところどころが消えてしまった「暗き…に身を浸し、…の…を叫べ。………者にのみ扉は開かれん」という文章の書かれた石版には、『三角』が三つ並んだ前に、中央に『ひし形』のある『丸く』彫り込まれた地図があった。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

 島の冒険もそっちのけで、『フロンティア号』に用意された個室でひたすら寝入っていた少女がいた。それは、“植物の達人”の眼鏡少女フィーア・ラロック。寝起きのフィーアは、金色のロングウェーブを2つのリボンで飾った頭を振る。
「もう……夜ですの? これからの冒険を考えていたら夜も眠れず……そのまま今度は昼寝してしまいましたわ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「え……!?」  そこには、悲鳴と共に落下する少女の姿があったのだ。
「フィオリナさん!? 一体どうした事ですのっっ??」
 続いて起こる水音に、フィーアはとっさにクルクルのエンブレムを発動する。
「回転するだけですから、もとの辺りに戻りますわ!」
 とフィオリナの浮上を窓を開けて待つフィーアだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 その時、少年の視界に海面から浮上するフィオリナの姿が入ってしまった。続いて、船室の窓を開けてクルクルを使うフィーアの様子も。
「小賢しい」と少年は、フィーアに向かって力を使う。すると、フィーアの体もまた、フィオリナと共に海へと落ちていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 先に目を覚ましたのは、眼鏡少女フィーアだった。この時、眼鏡を海に流されたフィーアの視力は下がっていた。
「ここは天国ですかしら? 神々しい天使が見えますわ」
 霞む視界に、うすらぼやけたショウの顔が映る。
「天国じゃないよお。オレ、ショウ」
 と自己紹介するショウ。「あ、初めまして」と挨拶するフィーア。そのフィーアに抱きついたのは、うみねこ『ニャコちゃん』を頭に乗せたラーラだった。 「フィーアちゃんも海に落ちてたんだね!無事でよかった!!」
「この声は、ラーラさんですわね。……もしかしてわたし、忘れられてました?」
 と、自分の危機的状況をわかっていなかったフィーアがのどかに聞いていた。


 舞台がフロンティア号メインとメリーフラワー号メインに分かれているようですね。もう一つのリアは手に入れてはいないのですが、情報はどうなんでしょうか。

2002,03,23
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  冒険その4 E2「アン・ジアティスの大地へ」
担当:秋芳美希マスター

 海賊団により使われているメリーフラワー号は、フロンティア号から落ちたフィオリナたちとその救助隊も受け入れ、石盤を元に黄金郷探索の旅を続けていた。その石盤に書かれた文字はところどころ消えていたが、石盤について誰かが発言すると《ブッブー》《ぴんぽ〜ん♪》といった音でコメントをする。それは石盤に付いた目のような形の紋章の力らしい。

 メリーフラワー号に乗っているディオの相棒の「人語を解するサル」は冒険者にボケ・ツッコミを学んでいた。そのフロンティア号の目指す場所がわかるというサルはシラルドの大樹に「シド爺ちゃん」と(サル語で)呼びかけ、大樹は三つ子山を真北にした大地を進めと進路を示した。

 大樹を離れ、アン・ジアティスの大地を目指すメリーフラワー号ではフィオリナに経験を積ませようという者達もいるが、冒険者としての道は険しそうだ。そして氷に閉ざされた大陸を冒険するための装備の準備も進む。

 氷原に入ってしばらくすると、砕氷機能のないメリーフラワー号での航海は不可能となり、急ごしらえのソリを作って進むことになる。もっともそれに全員は乗れず、徒歩で進む冒険者たちも多い。そしてそのころには石盤も解読され、三つ子山を背にして進んだ場所の洞窟のそこにある泉に「黄金郷」への扉があることがわかった。石盤の文字は「暗き泉に身を浸し、己の誠を叫べ。真なる者にのみ扉は開かれん」というものだった。

 吸血アザラシの襲撃に悩まされた一行だったが、先行していたフロンティア号に残っていたものの援護を受けて合流を果たす。そのフロンティア号では眠らされたディーオも見つかっている。

 黄金郷を目指して既に出発した先発隊には謎の少女ミルチェも同行しているということであった。彼らからは大洞窟で「ザ・セブン」の一人カイザーと遭遇したために救助を求めるという連絡が入ってきた。ディーオもフロンティア号からかき消えるように姿を消す。そしてフロンティア号の巨大石盤にも完成した文字が浮かび上がっていた。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

「みなさん、いろいろ考えてお疲れでしょう。こういう時は、甘いものがいいですわ。甘いお菓子と目を覚ますお茶を用意しましたから、一休みして下さいませ」
 言ったのは、調理の技も磨いた“植物知識の達人”フィーア・ラロック。両サイドにリボンを飾る眼鏡少女は、にっこりと笑って言った。
「それにしても、この船の積み荷には助かりましたわ」
『メリーフラワー号』の食材は、海賊団にかかわった冒険者たちによって補充されていたのだ。また、先の航海の備品もそのままなので、自分の個室で眼鏡を見つける事ができたフィーアだったのだ。本来の視力を取り戻し、皆の前に菓子を並べるフィーア。そのお菓子を一つつまんで悩む男がいた。“でかい、かたい”体と、“わりとよわい”頭を持つウスラデ・カイ。ウスラデは、テーブルの中央に置かれた“黄金郷伝説の扉”という文字の刻まれた石盤に唸る。彼らに渡された石盤には、所々消えた文字が刻まれていたのだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「オオオ!氷トイウノハ触ルト痛イゾ!」「食べテモ味ガシナイデハナイカ!」「何故コノヨウニ滑ル??」
 初めての体験に騒ぐ『パオラの勇者』たちに、
「この上着を着て、靴をお履き下さいな。今までみたいに素足でいたら、凍傷になりますのよ」
 と、防寒対策をしてあげたのは眼鏡少女フィーアだった。そのフィーアは、彼らをまとめるサツキにも言う。
「やはり本来の力を発拝してもらうには、ある程度配慮が必要ではありませんの?」


 すいすいと進んでいますが、一体どこまで進んでいるのかちょっとわかりづらいかも。「次回予告」というのがあるんだけど、この内容は「既に起きたこと」なのか「起きるはずのこと」なのか。

2002,04,30
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  冒険その5 E1「未知なる黄金伝説」
担当:秋芳美希マスター

 黄金郷に到達したフロンティア号の乗組員たちは探索を開始していた。だが、そこに待っていたのは「金殿玉楼」を拠点とし、レヴァーナ族の女性を率いて強盗団「鷹の爪」を率いるジュリアナ・ノーザンディだった。探索隊のオーナーであるシンプリー・アルセブンも交渉を試みたが、圧倒される。

 一方船では、石盤に浮かんだ文章が完成していた。それによると、「鷹の爪」は「古の民」を小猿に変えてこの地に君臨していて、ディーオの相棒の「人語を解するサル」も「古の民」であるという。本人に言わせると「賢き民」と名乗っていたようであるが。

 それによって黄金郷が危険な場所であると知ったフィオリナたちは、先発隊の安否を心配していた。そして危険も承知で、後を追うことになる。

 先発隊の負傷者と合流、治療して「地下洞窟」の泉から黄金郷へと向かおうという一行の前にはカイザーが現れた。彼を引きつけているうちに次々と転移していく一行を目にし、どうやら転移できなかったらしいカイザーは戸惑いを隠せない。エンブレムの情報と引き替えにヒントをもらったカイザーは、自分が黄金郷を求める理由「自分だけの体が欲しい」と叫んで転移していった。

 一行は先発隊が城に捉えられているのを知った。サルになった「古の民」とエンブレムの力を借りて意志の疎通をした一行は、ジュリアナの持つ「バケバケのエンブレム」に解除命令が出ない限りサルから戻れないのを知った。

 一方、ジュリアナは一部の冒険者を少年に戻し、あるいは見込みのあるものはそのままで側に置き、残りを強盗団に勧誘したり牢に放り込んだりしている。ちなみに側に置く基準は「美少年」である。

 仲間を救うべく攻め込む冒険者たちはジュリアナたちに苦戦するが、実はジュリアナたち自身も「黄金郷」から出られないのだと知る。だが、ディーオの相棒のサルは外にいた。「古の民」には「神隠し」と呼ばれる現象が知られており、そうなった場合にはシラルドの大樹を目指せという言い伝えがあるという。そして「脱出方法が書かれた石盤があるのでは」という言葉に応じて出現した「封印の扉」には「…の前に立ち、…の…を唱えよ。…に………者、この土地に有るに能わず」と書かれていた。そして、カイザーは古の民から手に入れた情報を元に「智の泉」に向かっていた。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

「お忙しそうですわね。少しは休んでらっしやいますの?」
 心配そうに声をかけるフィーアに、レオンは言った。
「今のところ……フロンティア号が僕の彼女だからさ、何をしても苦にならないよ」
「うふふ。彼女? そういえばレトお姉さま……今頃どうしているのですかしら……」
 そう会話する二人は、かつてオァイーヴ島をレト・レアノという冒険者と共に冒険して来た仲間だった。
 その頃、遥か先の霊峰『三つ子山』山頂で、くしゃみをする女性が一人。“ち、誰が噂してやがるんだ”とつぶやいていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 彼らの声と同時に、二人の体は泉から消失していた。松明の灯をかざして、泉に残る水の波紋を見つめた眼鏡少女フィーアは静かに言った。
「石盤“伝説の扉”にあった文字……“己の誠を叫べ”というのは、“自分自身の偽りない事実を叫べ”という事なのではないのかしら?」
 その言葉を聞いて、
「少し違うと思うけど、かなり近いと思うわ」
 と言ったのは、冷徹な美少女ニアだった。そのニアに頷いたのは、濃い顔立の少女キャティムだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「……どうして……消える……?」
 泉から顔を上げたカイザーは力なく言う。その言葉に、
「あら? 貴方は、何を叫びましたの?」
 と言ったのは、眼鏡少女のフィーアだった。
「エンブレムを使うのも“真”ではない姿かもしれませんわね」
 存在の核心をつくフィーアの言葉に、カイザーがひるむ。
その姿を眺めて欠伸をしたのは、冷徹な美少女ニア。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 −自分だけの体がほしい!!−
 そう叫んで、カイザーは泉から消失する。それを見てから、ニアはフィーアを見遣る。
「そろそろ行く?」「当然ですわね」
 そしてニアは“不老不死とレアエンブレムとついでに黄金も欲しい!”、フィーアは“わたしはずっとレトお姉さまの仲間ですわ!”と叫んで黄金郷行きを果たしていた。


 アクションの予想がほぼ正解であったようです。その叫びの中身からか、レトに絡んだ描写もありましたね。自体はあと一回で収集つくのかというぐらいの感じですが、これまでもすいすい進んでますしね。ジェットコースター的リアクションでしょうか。

2002,05,27
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  冒険その6 E2「笑顔の待つ場所へ」
担当:秋芳美希マスター

 黄金郷に辿り着いた面々には、共に入り込んだザ・セブンのカイザーの目的がグランド・エンブレムではないかと焦りを感じているものもいた。そして、共に旅してきた少女のミルチェが倒れているのが見つかったが、彼女からはカイザーと同じ気配が感じられた。その日の夕刻、ミルチェの姿は消えていた。

 黄金郷へ入らず、洞窟に留まっている冒険者達もいた。彼らはあとからやってくる冒険者達と情報交換をする立場となっていた。

 黄金郷では、カイザーが「智の泉」に向かったらしいという情報が入り、それを追おうとする一団がいる。そして、ここから脱出するために「封印の扉」の謎を解こうとする者達もいた。

 智の泉には既にカイザーが到着していた。そこにあるかと思われたグランドエンブレムは存在しないようだが、黄金郷を産み出したのはグランドエンブレムの力であるらしい。カイザーは既に「自分だけの体」を手に入れ、地上の様子をうかがっていた。カイザーと同じザ・セブンである「断絶無敗のグラーゼ」は着々と勢力を広げているようであった。そして、カイザーは頭に弾丸を受けつつも姿を消した。その後で到着した冒険者は、泉の成分が生物を構成するものであり、栄養価の高いものであると知る。

 あまり時間をおかず、カイザーは泉に戻ってきた。「智の泉」の力で、カイザーとミルチェは双子でありつつも融合してしまい、ミルチェに栄養分を使われてしまったのがカイザーであったとわかる。カイザーはミルチェの「精神を殺す」ことで自分だけの体にし、バケバケのエンブレムで姿を固定しているらしい。泉の力で傷を癒すカイザーだが冒険者達に気絶させられ、「智の泉」から情報を引き出した冒険者はカイザーとミルチェを分離させた。だが、安定させるにはしばらくかかりそうだ。

 「封印の扉」前では、元の姿…大ザルになった古代人達を前に、扉の前で「ウソをつく」のがこの世界から出る…追い出される方法だと判明していた。ここに残るつもりのものもいるし、カイザーやミルチェは安定するまで…10年は黄金郷を離れられない。また、ウソをつくのを嫌う冒険者達はいかにして心をごまかして脱出するかに苦労していた。そして、フロンティア号で待っていた仲間と合流して出航した。


☆今回の登場シーン:抜粋☆

「では、わたしも参りますわ」
 と、黄金郷に来た早々帰り支度に入るのは、筋肉男ウスラデと切れ長の瞳を持つ『フロンティア号』船長エイルファルア・ラグナロック。そして、眼鏡少女フィーアだった。
「なら、自分も行こか。このサル返さないかんし。黄金狙いの海賊かて、外に出られな困るやろ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「まさか……“古の民”が古代人だったとはな」
 感慨深げに言ったのは、エイルファルアだった。毛むくじゃらの大ザルたちを見て、フィーアもぼそりと言う。
「小猿に変えたくなったジュリアナの気持ちが……少しわかりますわ」
 そんなフィーアの声に、“封印の扉”の前でうなっていたウスラデが言う。
「めったな事を言うものではないのだよ。こちらの言語は、すべて筒抜けなのであろう?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここから出る、というよりは追い出されるのかしら。ここに入る条件が『誠を叫べ』なら、心にもない事を言えばいいのかもしれませんわね。それでは……」
 フィーアは扉の前でささやくように言ってみる。
「『平穏な生活がしたいですわ』」
 その瞬間、固く動かなかった封印の扉が開き、フィーアの体を吸い込んでいた。それを見た妖精賢者は解読する。
「だから文字は、“扉の前に立ち、己の嘘を唱えよ。己に誠なき者、この土地にあるに能わず”なのですわね」


 もう片方の状況がわからないというのはちょっと不安ですね。交流して手に入れるのが本筋なんでしょうけど。ともかく、予想も当たってなかなかいい感じで描写していただきました。

2002,07,01
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