デモンスリンガー:悪魔を帯びる者たち〜リア要約


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第1回G1
「君のために僕が出来る事」
担当:天宮千秋マスター

 ヴェルト帝国とバレンティア王国との国境に位置するシュヴァルツヴァルト研究所では、逃げ出した人造デーモン「01」に対抗するべくデモンスリンガー達が集められていた。しかし集まった中には01に協力しようという者達もいる。

 研究所にはハインリヒ・パウルス博士が発見した「柱の女」の一体が運び込まれた。「デル文献」に書かれている「世界の柱」は「神」と訳されているが、これがそうなのであればそれに修正を加えないといけないかもしれない。

 01が脱出する時に逃がした人造デーモンの失敗作達は一体残らず処分された。表向きは「01が召喚したもの」とされているが、現在も人造デーモンの研究は続けられている。新種のデーモンの細胞に別のデーモンの細胞を与えたところ、中級デーモンの細胞さえ飲まれてしまう。研究チームに協力しているおとなしい人造デーモン「02」が許可を取って加えた上級デーモン「ラクタビージャ」の細胞でも同様であった。「神級」かと予想される新種デーモンには、とりあえず「カルティケーヤ」と名前がつけられた。そのデーモンの力を量るために02と戦わせようと引き合わせたところ、双方が共鳴し02は気を失った。

 02はカルティケーヤと「話をしていた」という。途中で意識が耐えられなくなったので「デーモンが来た世界ウィルダーネスで冥王が大変なことをしている」という程度のことしかわからなかったそうであるが。その他に聞き出したのは「01」の正式名称は「R−01」であり戦闘に優れ、「R−02」の彼女は情報処理に優れたタイプであり、02が「マスターの恋人が事故で死んだため研究所を去った」ことを01に伝えてしまったために01が脱走したと悔やんでいること、「マスター」は彼女たちの特殊能力のために洗脳せずに自我を残したという事、「マスター」の恋人は所長の娘でアリスティアという名前であった事などが語られた。

 集まった傭兵の中にルドウィック・コラーという新人デモンスリンガーがいた。「清算しなければいけない過去がある」という彼はアリスティアの墓にも花をもって現われていた。そして「棺桶だけの墓」だという事を知っていた。「ルーカスが人工デーモンを置いて逃げたのは巻き込まないためではないか」「研究所がなくなれば人工デーモン達は自由になれる」という彼が「極秘情報」として話したのは「ルーカスは研究所に復讐するため名前を変えて傭兵になった」ということだった。

 01は襲撃してきた戦士と僧侶の二人をあっさりと倒す。味方をしようというものも近付いているが、その様子は研究所側のメンバーにも見られていて、戦力は知られていることになる。

 所長のゲルハルトと副所長のハインツは01の襲撃のデータについて話していた。それにはデモンスリンガーのデータも含まれていて、01とデモンスリンガーのデータを取るために故意に01を逃がしたらしい。また、デフォネーズ研究所から引き継がれた「トランプ」とクレア王女のデータに関することは順調のようだ。ここはやはり帝国の研究所であるが、コルメシア商人がスポンサーになっている事で王国も怪しいと思いつつ手は出せないらしい。

 ハインツに誘いをかけ、部屋に入れてもらったものもいる。直後に01の襲撃がありハインツは指揮のために出ていってしまったが、部屋にあった写真立てには裏側にハインツ・ルーカス・アリスティアと書かれた3人のうつる写真があり「ルーカス」の顔はルドウィックにそっくりであった。もっともその者はルドウィックには面識がなかったので「これがルーカスと、恋人」という程度の感想しか持たなかった。

 01の襲撃では体制を崩した01にルドウィックが助けに入った。「データが知られているから引け」という彼の言葉に素直に従う01。そしてルドウィックも煙幕を張って姿を消した。


 エルはメンテ作業中にルドウィックとお話し。しかし「ルーカス=ルドウィック」というのはかなり濃厚なことなんですが、あまりに露骨で誘導かと疑ってみたり。

2000,11,13
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第2回G2
「君と僕の違い」
担当:天宮千秋マスター

 シュヴァルツヴァルト研究所の「トランプ」についてルドウィック・コラー(元・研究所の研究者であるルーカス・コルテン)はほとんど知らなかった。資料によると「ヴリドラから抽出した霊子コピーと「人形作り」を使って作り上げられた物」で、研究所から搬出される日も近いらしい。

 人工デーモン「02」は研究所内では比較的自由に生活できる。気がついた時には人工デーモンとして様々な実験をされていたという彼女には「カバル」の敵である「呪殺教団」の印があった。それに気がついたものの報告により、カバルは「研究所及び研究に関るものすべての破壊」を決定。傭兵学校ソリティアにも派遣を要請した。

 研究所に運ばれた「柱の女」は、「柱」と「女」は成分が違うものであるのがわかった。しかし強度的な問題から「女」だけを掘り起こすのは出来ないと判断された。また「02」の細胞と接触させた結果として、反発、あるいは戦闘のような活動が観察された。

 「カルティケーヤ」と02の細胞レベルの接触実験では、カルティケーヤが02を抑制する形での共存が行なわれていた。本体同士の接触実験ではカルティケーヤが02の意識を乗っ取る形で、彼らの世界「ウィルダーネス」からこの世界「エスペランサ」に、「奴」により飛ばされ、もしくは自分の意思でやってきた彼らデーモンは人間の力を借り、あるいは堕落させるためにデモンスリンガー達を「ウィルダーネス」に連れていくことができるという。「奴」とは「冥王」かと訊ねたものには「デモンスリンガーでも魂すら消滅させられる」と警告する。また「02と共にあるもの」は彼の眷属であり、「われを倒す事のできるものを探し、力を借りたい」というが、02の限界が来てここまでしか聞き出すことはできなかった。

 「人工デーモン」とは「人間とデーモンの合成」であり、01、02はルーカスの妹たちだったという。一定の基準以下の能力の子供たちが「処分」されるこの研究所で、仮にも存在させるための手段でもあったのだが。

 カルティケーヤと02の再度の接触実験が行われる日、01達が襲撃してきた。混乱に紛れて02は脱出するが、カルティケーヤも解放しようとして近付いた結果、01とカルティケーヤの共鳴現象により01と周囲のものは失神。01は捕獲され、洗脳を受ける。


 エルは02と「契約」出来ないかと訊いて見ましたが、人造デーモンは無理だそうで。しかしカバルの親元で育ったPCとしては次回以降研究所の敵にならざるをえないなぁ。

2000,12,18
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第3回G1
「僕は君を守りたい」
担当:天宮千秋マスター

 シュヴァルツヴァルト研究所の「トランプ」はザールとコルメシオの2ヵ所に向けて運び出された。その一つ、ザールに向かう隊を襲撃するものがいた。それに対して隊長は「トランプ」の発動を命令。自爆した「トランプ」はその際「ヴァルキリー・バニッシング」を発動し、護衛側のDSが一人巻き込まれ、混乱しているうちに襲撃者は逃走した。その際研究員が一人殺害されている事から、しばらくはトランプも使えないだろう。

 研究所では人造デーモン「04」の開発が決定した。既に「03」は開発済みで、04の素体となるのは研究者のハインツと「カルティケーヤ」だという。そのハインツはそれを知り、協力者に洗脳を解くための「薬」を渡し、01と02の過去を話す。いったんされた彼女らの洗脳が解かれたのは、洗脳して抵抗できないのをいい事に不心得な研究者が暴行した記憶を消すためだったという。だが、消えるはずだった記憶は残ったままで、その反動が彼女たちをルーカスに執着させたのかもしれない。

 「柱の女」については人造デーモン「01」も、デーモンウエポンも反発されてしまった。細胞レベルで調査した結果、「彼女」は人間でもデーモンでもない、この世界エスペランサ外の物と思われることがわかる。また「柱」は「女」を封印しており、それを解くのは現在の帝国の技術では不可能なレベルだった。

 研究所は「カバル」の一団、そしてこの機に乗じたルドウィック=ルーカス達に襲撃された。研究所の破壊を目的としたはずのカバルは、しかし「柱の女」を見つけるとそちらの破壊を優先する。研究所側では「01」と「失敗作」で応戦するとともに、研究所を放棄して「柱の女」と研究資料を持ち「トランプ」を開発したデフォネーズ研究所にうつる事を決めた。所長の護衛についたのはルドウィックの死んだ恋人アリスティアの姿をした「03」である。

 カルティケーヤはウィルダーネスからエスペランサに「合わせる」ことが出来て、普通に意思の疎通も可能となっていた。まだ「契約」は出来ないが、誰かがそのうち力をつけるかもしれないと気まぐれから同行を申し出る。「ウィルダーネスにはヴリドラが強制的に人間を送っているからあと少しなら大丈夫だろう」ということである。その言葉で「ヴァルキリー・ヴァニッシング」はDSを消滅させるのではなく、ウィルダーネスに送っているのだということが明らかとなる。

 01はルドウィックや02により発見され、洗脳を解く薬も飲ませることができた。しかし02は戦闘で重傷を負いかろうじて生きている状態だ。そして恋人の姿をした「03」の襲撃に対し、ルドウィックは「洗脳されているはずだから」と薬を飲ませることに成功した。しかし03は「やっと自由に動ける」と笑い、「アイツ」を葬った後でこの世の全てを破壊するといいながら森に姿を消した。


 エルは研究所を離れることにし、間際に給水タンクに下剤を混ぜるということは成功しているようですが、それが効果をあげる描写はなかったようです。

2001,01,11
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第4回G1
「僕の心を君に」
担当:天宮千秋マスター

 怪我を負い重体となった人造デーモン「02」は、魔法がほとんど通用しないよう作られたこともあり回復魔法すら受けつけない。開発者のルドウィック=ルーカスが治療にあたるが薬品もろくに無い状況では予断を許さない。

 一方「01」は皆が「02」を心配するのに微妙な寂しさを感じていた。だがそれをこぼした相手に「見捨てない」と言われ、涙する。

 ルドウィックは「03」について質問されていた。素材とされたアリスティアはルドウィック=ルーカスの恋人であり、「生命の泉協会」の創設者である研究所所長ゲルハルトの娘。ルーカスとハインツも「協会」の出身でゲルハルトに逆らわないよう教育され、特にそれが強かったのがハインツ。そしてルーカスは「事故で死んだ」筈のアリスティアがゲルハルトとハインツにより「03」とされたのを偶然知ったこと。そして「人造デーモン」として成功した素体は「デーモンに魅入られ」かつ、DSになっていないものであった事がわかる。また「人造デーモン」は人間の記憶もデーモンの記憶も失った第3の人格として存在するため「03」に会っていないルーカス=ルドウィックには「03」の性格や目的もわからないし、最初は「彼女を助けて、最初からやり直す」つもりだったが、今はどうするかもわからない、とりあえず話したいということだ。

 デフォネーズ研究所ではゲルハルトが暗殺され、「04」計画はハインツが指揮をとることになる。本来ハインツとカルティケーヤが使われるはずだった「04」は、所長の死体を「ホムンクルス」にした上で適当なデーモンと融合させる計画になった。また、移転直後の混乱に紛れて「03」の研究資料を盗み見た者は、「03」に対して非・人道的な実験の数々が行なわれたのを知る。

 「03」は無差別な破壊を繰り返していた。ルドウィックと「01」、「02」もその情報を手に入れ、会いに行く。そこには「全てのデーモンを倒せば”DSという呪い”が無くなる」と信じた人間もやってきて、「03」と戦っていた。そしてルドウィックは「03」をかばい、「03」により絶命する。それを目撃した「01」と「02」は心の支えを失い、「殺人兵器」となった。


 今回はG1、G2に分割されたそうです。で、カバルにつくDSがほとんどいなかったのでエルは仕方なくルーカスたちのDWのメンテやってます。

 しかしルドウィックは一応DSなんじゃなかったっけ? 死んでも生き返るんじゃ?

2001,02,08
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第5回G1
「過去に秘められた謎」
担当:天宮千秋マスター

 「マスター」であるルドウィックを「03」に殺された「01」と「02」は「殺人機械」としての力をむき出しに「03」に挑んでいた。それに対し、これまで「01」と「02」に接して来た者たちはそれぞれに説得を試み、彼女たちは自分の意思を取り戻す。

 自分の意思で戦線復帰した「01」と「02」だが、戦闘途中でルドウィックの胴体が爆発する。「03」は彼女をかばって負傷したものと共に戦線離脱、残ったルドウィックの頭部は火葬にされ、ひとときの安息が訪れる。

 「カバル」ではデモンスリンガーであったはずのルーカス=ルドウィックの記録を調べていた者がいた。それによるとルーカスはDSであったが実験体として「人工デーモンのようなもの」にされた際にDSとしての力を失い、「デーモンに魅入られたものを引きつける」特殊能力を持つ。ルーカスに実験を施したハインツは研究所でルーカスを人間として扱うことにし、新たな実験体を探していた。ルーカスには実験の記憶はなかったはずだが、最初に彼と契約したデーモンがどうなったのかは不明だ。

 一方、ある川のほとりでは巨大な人工デーモン「04」が目撃されていた。


 今回はカバルでルドウィックの過去を調査。襲撃時に研究所から回収した資料ということです。しかし、人数の所為かは知らないけど裏表の一枚リアクション。ちょっと読み応えに欠けますね。01達が自分を取り戻すのがちょっとあっさりしすぎ。


2001,03,10
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第6回G1
「僕が君を守る」
担当:天宮千秋マスター

 ルーカス・コルテンが実験の過程でデモンスリンガーとしての力を失ったことについて検討したものがいる。ウィルダーネスに行けば分離できるのはカバルのメンバーなら知っているが、その他の可能性は多くない。「狩る者」=「柱の女」ならば、それはカバルが封印していたはずだ。そして、その「柱の女」はデフォネーズ研究所にあることがわかり、カバルによる襲撃が決定される。

 「神級」ではないかといわれるカルティケーヤ、及びその卷族のデーモンたちと契約した者たちがいる。ある者はウィルダーネスに行くために「ヴァルキリー・ヴァニッシング」が使える「トランプ」を求めてデフォネーズ研究所に向かい、帝国のある者は契約しつつも他人に知られるわけにはいかない問題を抱える。

 デフォネーズ研究所ではデーモンメンテナンスの必要のない武器などが開発されている。また、DSとして強くなるための方法を探るものもいたが、それにはより強いデーモンと契約し直すことが一番のようだ。

 また、01と02に対抗するため人工デーモンの分離についても研究が行なわれている。その為に「04」と量産型の人工デーモンが数体提供された。人工デーモンの人間とデーモンへの分離とは今の人格を失うことになる。

 研究所の所長ハインツは、現在では監視がつけられている傀儡に過ぎない。それを救い出そうというものもいるが、ハインツ自身の態度は曖昧だ。

 「柱の女」の研究セクションではなかなか上がらない成果にチームの交代もほのめかされている。だが、その前に襲撃があり「渡すよりは」と「柱の女」は解放される。襲撃者を一掃した彼女は「世界に干渉する組織と技術を破壊するのが役目」だという。

 その襲撃の中、デフォネーズ研究所の動力源は爆破された。これにより現在外部に出ているものの他の「トランプ」「ホムンクルス」「人工デーモン」は失われ、また今後も現れない。

 人工デーモン「03」は襲撃に紛れてデータの破壊活動を行なっていたが、03の過去の行動を許せないものは闘いを挑み、それを受けた03は倒される。そして機能停止した03は自爆装置が作動し、爆散した。

 04による01、02への攻撃が開始された。04の武器にはDSの力を失わせる「Dベノム」が使われており、DSは苦戦を余儀なくされる。そして人質となったものを解放するため02は自らデフォネーズ研究所の手に落ちた。


 エルはDSの力を奪う方法の検討。役に立ってるとは言いがたいけど。しかも選択肢に「カバルと戦う」なんてのがあるし。カバル側PCはエル一人なんだなぁ。

2001,04,09
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第7回G1
「僕と君の目指すもの」
担当:天宮千秋マスター

 人工デーモン「04」は「01」達を攻撃している。その能力以外に、01達のデータをインプットされている04には苦戦するが、なんとか致命傷を与え、内蔵された爆弾により04は爆散した。そして「01」は自らが前に進むため、「02」が捕えられている研究所へと向かった。

 神級と思われるデーモン、カルティケーヤと契約したものたちは、カルティケーヤの目的であるウィルダーネスへの加勢に向かうための方法を検討し、研究所の「トランプ」に持たされた能力であるヴァルキリーヴァニッシングを使うのが一番早いと結論した。そして研究所を襲撃し、参謀を道連れにしてウィルダーネスへと転移する。そこではデーモンウェポンはそのままながらカルティケーヤ達も別に本来の姿を表わす。そしてエスペランサから転移しているはずの英雄達と合流するために移動を始めた。

 デフォネーズ研究所では「柱の女」の解析が進んでいた。そのデータによると「柱の女」は柱に封じられている間はこの世界のものではないが、解放されてからはこの世界のものになっているという。その力を応用すれば、デモンスリンガー達を「殺す」ことの出来る毒も作れるかもしれない。

 「01」は「02」と合流するが、そこには「01」と戦うことを望む者が待っていた。それに対し、01は邪魔が入らないからと研究所の破壊の後に立ち会うことを提案して、戦闘は後回しとなった。

 研究所では人工デーモンの分離が研究されている。所長のハインツは倫理観などがなく純粋に研究を求め、現場の研究者は研究自体に善悪はないと考えていて、01達を分離するのを強制使用とは思っていない。

 解放された「柱の女」は「狩る者」と名乗り、カバルの者達を惨殺している。そして「この世界のものには用はない」とDS達に向かうが、デーモンウェポンは破壊する事ができてもDSは斬ることができない。それはDSが「二つの世界にまたがる者」だかららしい。そして「狩る者」は01達と接触し、「この世界にない技術で作られたもの」として、標的と認識した。


 エルはカルティケーヤ組に協力。DSじゃないけど、ウィルダーネスに行けてるのかな?

2001,05,14
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第8回G1
「僕は君といつもいる!」
担当:天宮千秋マスター

 「トランプ」の能力により、故意にウィルダーネスへと飛ばされた者達はカルティケーヤに導かれ、ランカーという都市に向かっていた。だが、道中でも多くのデーモンが襲って来る。

 エスペランサ側のデフォネーズ研究所では混乱が続いていた。その中で、所長のハインツに対して詰め寄る者がいる。「研究の為に犠牲になるのに、人間も動物も変わりが無い」というハインツには「命をもてあそぶのは許さない」と斬り掛かり、ハインツは死んだ。

 研究所では「人工デーモンの分離」「DSやケイオスウォリァー、柱の女も殺すことができる”バニッシャー”」「柱の女を封じる方法」などが研究されていた。だが、人工デーモンは混乱の中で失われて分離研究は継続困難。「バニッシャー」は完成したものの何者かの襲撃にあい、研究者達自身がその犠牲となる。そして多くの頭脳とデータが失われたことで柱の女を封じる研究も停滞を余儀なくされた。

 ウィルダーネスではかろうじてデーモンの襲撃を切り抜けたが、ランカーでの戦闘は既に終了し、事後処理となっていた。「奴」と呼ばれる存在はかろうじてこの世界から切り離したが、いつまた戻るか予想が出来ない。そしてまだ扉の開いている今ならばエスペランサへ帰る事も可能だろう。

 「狩る者」である「柱の女」はデフォネーズ研究所で戦闘を続けていた。「この世界のオーバーテクノロジーを消去する」という「狩る者」は説得に耳を貸す気配は無かったが、「狩る者」が取り落とした剣を使ったものにより撃破され、その剣と共にきれいさっぱり消滅した。

 「01」との戦いに決着をつけようという者はその戦闘に勝つが、とどめをさす前に止められた。それで気がすんだのかその者はいずこかへ去って行き、01も仲間と共に適当な方向へと旅立って行った。


 エルはウィルダーネスでデーモンメンテナンス。交流すれば情報あったのかもしれないけど、ウィルダーネスに飛んでいきなり最終回じゃ状況をとらえる時間もありゃしない。

2001,06,08
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