久々にミステリっぽいものを見たカンジがしました。始めは主役のジョシュのオトコマエっぷり
を見に行ってやろう、という気持ちだったのですが、見ているうちに、そういえばジュシュは
あんまり「オトコマエ」分類はされないタイプの俳優だったということを思い出し、
それでも何やら子犬のような心細い表情をする彼の魅力に、相変わらずクラクラしてました(笑)
本当は違う映画を見に行く予定だったので、事前知識はゼロに等しく、知っていることといえば
「ジュシュが出ている」「ヒラリー・スワンクも出ている」←好き!「ブラック・ダリアが
惨殺死体で発見されるノンフィクションサスペンス」というぐらいでした。なので前半は大変でした。
人物の名前と顔を覚えるのに!
前半、とか書きましたが、割りと後半あたりまで大変だったかも‥。とにかく主役二人の
ファミリーネームが似ているので困った。「ブライカート」と「ブランチャード」。前者が
ジョシュ。後者がアーロン。おまけにそれぞれ名前で呼んだり、愛称で呼んだり、通り名で
呼んだりするものだから大混乱してましたよ。
というわけで、前半の「ファイアー・アンド・アイス経歴紹介編」のところは必死で
人物チャートを頭に叩き込んでいました。
R15指定というので色々な意味でドキドキしていましたが、割りと平気でした。
あの死体がR15だったのか、バッキーのケイとマデリンを行き来する色男っぷりがR15
だったのか、どっちなのだ(笑)。確かに最後にバッキーがケイのところへ戻っていくところで
こっちが安心したところに出てきた死体にはドキっとしたけど、ヤバかったのはそこぐらいかな?
私は絶対に納屋みたいなところに(ブラック・ダリア殺害現場ね)バッキーが行った時に
犯人に襲われるもんだと思って手に汗握っていたのに‥‥。
犯人と言えばフィオナ・ショウは見覚えのある顔だと思ったら「ハリー・ポッター」の
ペチュニア叔母さんだった。ものすごいイッちゃってる役が上手かったので感心。
でも私の鋭い推理ではエメットが犯人だったんだけどなー(笑)
ミステリらしく、細かな伏線があちこちにちりばめられていて、ジョシュが解決の糸口を手にする
度に、「ああ、あそこのアレはこういう伏線だったのか!」と思ってしまう。富豪の過去とか、
マッチのメモ書きとか、リーの両手の怪我とか。汚職刑事云々のくだりは、フィンチの
悪役っぷりを披露するただの例えば話だと思ってたのに、まさかそれがリーのことだとは‥‥。
こうして誰も彼もが後ろ暗いところを抱えているので、よけい複雑になっていく‥‥という
サスペンスの醍醐味はしっかり味わえました。ハリウッド的だけどね。娯楽なのでそのぐらいが
ちょうどいいや。
でも何というか、はじめの予想とは違って「ミステリ」には焦点を当てていない映画でした。
いや、もちろん立派にミステリ分類される映画だとは思うんだけど、主眼は謎解き部分よりも
バッキーを中心とした人間関係の叙情的な部分にあるのだと思います。
それが悪いってわけじゃないですよ。ただ、あまりミステリ部分を色濃く想像していくと
肩透かしくらわされるかもしれない。これ、原作が「LAコンフィデンシャル」の人らしかったので
今回もアレみたいに大人の世界を演出した終わり方かと思ったけど、意外に幸せな最後でした。
紆余曲折を経て地に足のついた幸せを得る話。青い鳥みたいなカンジかな。
まあジョシュが幸せでよかったよ。
でも私の鋭い推理では、ケイの家へ行ったらすでに
他の男がいる(しかもそれは同僚の警察官だった!)という展開のはずだったんだけどなー‥‥
私の鋭い推理って当たらんなぁ。まあ自分で鋭いと言っている時点で(略)
というわけで、面白かったけど、一つだけどうしても納得できないことが。
ベッキーとマデリンは似てないよ!
そう思いません?