ORIENTの秘密その7

ORIENTの懐中時計に迫ります。

オリエントは、懐中専門モデルを出していないと思われますし、
腕時計の懐中型変りモデルも、ほとんど見かけません。(存在はしていますが…。)

では、このモデルは???





干支の文字は、読めない言葉(漢字?)が、書かれていますが、間違えなくORIENT製です。
しかも、ペットネームは、オリエント往年のトップモデルに与えられていた『GrandPrix』です。
しかも、ハンドのデザインが、凝ってます。
矢印型の先端と洒落た秒針とブレゲ風(?)分針&時針…。




では、機械を御覧下さい。








'70年代のORIENT製の手巻き系腕時計に搭載されていた機械と同じ様です。
材質も加工も、近代風工業生産品的雰囲気ですね。
'70年代の同社の手巻き系腕時計にも搭載されていた機械です。

さて、このモデルはいつ頃のモノで、どの様な仕向けでの販売だったのでしょう???
'70年代以降のアジア向け(?)なのでしょうか? それとも、国内向け???
そして、文字盤書かれた数字は、何語なのでしょうか? (謎)

<< 2001.1.7 加筆 >>
YUIさんから、情報を頂きました。ありがとうございます。
干支の文字は、『篆書体(漢字の古い書体現在でも印鑑に使う)』と呼ばれるモノで
壹→1、貳→2、参→3、肆→4、伍→5、陸→6、
漆→7、捌→8、玖→9、拾→10、拾壹→11、拾貳→12、
と、読む事が出来るようです。