登山データ
三重県四日市市、滋賀県永源寺町
1212m
2003.4.19 曇り
歩行時間=3時間(登り1時間45分、下り1時間15分)
登山紀行 
 春になり、いよいよ登山シーズン。手始めに考えたのが雨乞岳。ところがその登山口の武平峠に行こうと、湯の山温泉から鈴鹿スカイラインを車で登ると、崩落のため、武平峠の手前で通行止めになっていた。そこから歩くのもしんどいので、スカイラインの途中の一ノ谷から、御在所に登ることにした。
 一ノ谷からは一ノ谷中道を通る。登り始めてすぐにロープウェイの下をくぐり、おばれ石という巨岩へ。ここまではなんということもない普通の登山道。ヤマツツジが早くも咲いていて、夏を感じさせる。ここからあとは岩場の連続で、なかなかスリルがあって、アルペン気分を感じられた。とはいえ、ちょっとした油断で滑落の可能性もあるので、のんびりしたことは言っていられない。また、岩場なので大きな木もなく眺めは最高であった。北にはすぐ隣の国見岳はもちろん、その向こうの釈迦ヶ岳を初めとする鈴鹿山脈の山波が一望できた。また、南側も、隣の見事な三角錐を形作る鎌ヶ岳、丸い頭の入道ヶ岳などの山波がすばらしかった。今まで、自分が御在所にロープウェイで来たときには、苦労して登っている人の気持ちがわからなかったけど、自分の足で登ってみると、そのすばらしさがひしひしと感じられた。こうして考えてみると、登山というのはただ頂上に立てばいいというのではなく、その過程も重要な要素であることがわかった。
 とはいえ、苦労して山上公園まで来てみると、背広に革靴のおじさん、ハイヒールにハンドバッグのおばさんが大挙していて、カモシカ公園や遊園地があるのを見ると、複雑な気分である。
 早々に頂上を去り、帰りは一ノ谷新道を通る。これはロープウェイの南側の道であるが、ただやせた尾根道をひたすら下るだけで、岩場もなく、見晴らしの良いところもなくつまらない道であった。
写真館
御在所岳 岩場と鎌ヶ岳 雲の上の釈迦ヶ岳
御在所岳頂上 ショウジョウバカマ ヤマツツジと鎌ヶ岳






登山データ

三重県四日市市、滋賀県永源寺町
1212m
1997.11.8 晴れ
歩行時間=30分(山頂1周)
登山紀行
 鈴鹿山脈で唯一ロープウェイの架かっているところで、気軽に頂上まで行ける。私も何回行ったかわからないぐらいである。標高の割に高山気分の楽しめるところであるが、遊園地や動物園みたいなものがあるのは、ちょっと俗化しすぎではないか。
写真館(クリックすると大きくなります)

麓から山頂 山頂から四日市
頂上
望湖台より鈴鹿山脈

13御在所岳
(ございしょだけ)