登山データ
長野県茅野市
2010年12月26日(日)曇り
歩行時間=5時間
ロープウェイ山頂駅(9:20)−五辻(9:45)−出逢いの辻(10:15)−大石峠(11:05)−麦草峠(11:25)−雨池峠入口(1:40)−雨池峠(2:00)−ロープウェイ山頂駅(2:20)

登山紀行
 北横岳は6回目の山行で、一番多く登っている山である。雪山登山としては手軽にロープウェイで上がれて、コースも整備されているからである。
 朝4時半自宅発。8時過ぎにロープウェイ乗り場に着いた。準備をして、9時の始発で山頂駅に上がる。ここで装備を調え、9時20分いよいよ出発だ。今回は麦草峠を越えて丸山や白駒池までめざした。スキーシュー(ショートの山スキー)をはいて、五辻までは順調であった。五辻を過ぎると、今年はまだ雪が少なく、八ヶ岳独特の大きな火山岩が現れだした。スキーシューをつけたまま悪戦苦闘していると、右足のスキーからシール(スキンともいう。山スキーの裏に貼る同じ方向に毛羽立った布地。このおかげでスキーを履いたまま、歩いたり多少の斜面なら登ったりできる)がはがれてしまった。シールののりの手入れをしていないので、接着力がずいぶん落ちてしまっていたのだ。雪に濡れたり、低温だったりすると、全然くっつかない。岩だらけということもありここからしばらくスキーをザックにつけ、(スキーと登山の)兼用靴で登る。兼用靴とはいえ所詮スキー靴なので足首が硬くて本当に歩きにくい。出会いの辻で左折。ここからは大石峠へ登りとなる。30分あまり苦労して登ると、突然視界が開け、広々とした草原に出る。おとぎり苑地である。ここから大石峠まではなだらかな道なので、再びスキーシューを履く。左足だけシールが着いているが結構片足だけのシールでも進めるものである。大石峠を過ぎると、またも大きな溶岩の下りになったので、再度スキーをザックにつけて下る。20分ほどで麦草峠に着いた。この時点で11時25分、シールがはがれたりして手間取り、予定の時間を過ぎている。この時期、とても日暮れが早いので、残念ながらここで引き返し、雨池に向かった。片足シールのスキーシューで樹林帯を下っていると、左足のシールもとれてしまったので、ここからはずっとスキーをザックにつけてつぼ足で歩く。これで、スキーはただの重たいお荷物に成り下がってしまった。樹林帯をやっとの思いで抜けると林道歩きの緩い登りである。スキーシューにシールが着いていれば楽なのに、つぼ足なので雨池峠の入口まで2時間以上かかってしまった。入口から樹林帯の急登をあえぎながら上り詰めると視界が開けて雨池峠に着いた。ここまでくればあとは平らな踏み固められた道なので安心である。ロープウェイ山頂駅が見えたときは、心底ほっとした。雪不足でここからのスキー場のコースが開通していないので、下りもロープウェイで降りた。
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出会いの辻 おとぎり苑地 麦草ヒュッテ
雨池分岐 雨池峠・縞枯山 蓼科山・北横岳
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登山データ
長野県茅野市
2007年12月27日(木)快晴
歩行時間=3時間30分
ロープウェイ山頂駅(10:00)−縞枯山(11:00)−茶臼山(11:45-12:05)−五辻(13:00)−ロープウェイ山頂駅(13:30)−駐車場(14:00)

登山紀行
 昨冬、スキーシューのことを書いた(下欄参照)が、昨年買ったのがカルフ社のメタという板裏の中央にシールがついたものであった。しかし、中途半端すぎたので、すぐに売ってしまい、今冬はSTC社のスキートレックというスキーシューを買って、早速使ってみた。こちらのほうがずっと実用的な感じがする。
 今回はそのスキーシューを履いて、縞枯山や茶臼山も登った。スキー板を履いたままでもかなりの斜面を登れるのは驚いた。縞枯山の山頂手前はすごい急登で、さすがにここではスリップして登れなくなったが、ここからスキーアイゼンという金属の爪を板と靴の間に挟むことでぐいぐい登っていくことができた。問題は下りの急斜面である。登山道では狭いのでスピードを殺すことができず、スピードが出すぎて転ぶしかなくなる。結局、初めからしゃがんで滑り、両側の雪に手をついてスピードを調節しながら滑るのが一番具合が良いことがわかった。また、ゲレンデではシールをつけたままでは滑らないのでシールをとってかかとを固定して、ふつうのショートスキーとして滑ったのだが、エッジが効かない上に、下がアイスバーン状態で、ここでもスピードを殺したり、止まったりすることができず、何回もこけた。これから練習を重ねたい。
 さて、この日は雲一つない快晴で、縞枯山や茶臼山の山頂の展望台から、隣の蓼科山、南八ヶ岳がすごい迫力で見られたし、遠く南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、浅間山まで、360°の大展望を望むことができた。言葉では感動がうまく伝わらないので、下のパノラマ写真をご覧いただきたい。
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縞枯山 浅間山 縞枯山
茶臼山 南八ヶ岳 南八、南ア、中ア、御岳、乗鞍、北ア


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登山データ
長野県茅野市
2007年1月13日(土)曇り
歩行時間=5時間25分
ロープウェイ山頂駅(9:20)−五辻(10:00-20)−出逢いの辻(10:40)−オトギリ平(11:00)−麦草峠(11:40)−雨池峠入口(1:20-50)−雨池峠(2:35)−縞枯山荘(2:45)−ロープウェイ山頂駅(2:55)−駐車場(3:35)

登山紀行
 今年の冬、スキーシューという、登れるスキーというか滑れるスノーシューというか、不思議な便利アイテムを購入した。幅広のショートスキーの裏の中央部に登るためのシールを貼り、登山靴でも装着できるようにしたものである。その試運転に北八ヶ岳を散策した。そのため今回はピークにこだわらず、ロープウェイの山頂駅から、縞枯山・茶臼山を左回りに周回するコースをたどった。途中、五辻・出逢いの辻・大石峠・麦草峠・雨池・縞枯山荘をたどり、ロープウェイ山頂駅まで戻ったら、スキー場のゲレンデをスキーシューで下った。曇りで寒い日であったが、時々雲の間から南八ヶ岳や南アルプスの甲斐駒ヶ岳や鋸岳を遠望することもでき、雄大な眺めであった。
 スキーシューは緩い登りなら登れるが、ちょっと急になると登るのに苦労する。雨池峠への急登ではあきらめてデイパックにくくりつけ、アイゼンで登らないと登れなかった。また、下りではかかとが上がるヒールフリーなので、慣れない私には不安定で、ゲレンデではへっぴり腰になり何回も転んで格好悪い姿をさらすことになった。ちょっとこれでは使いにくいなというのが正直な感想である。
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縞枯山 オトギリ平 茶臼山
甲斐駒・鋸岳 赤岳 夕焼けの八ヶ岳
@帰りの杖突峠から


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登山データ
長野県茅野市
北横岳2480m、縞枯山2403m、茶臼山2384m
2005.12.30(金)曇り
歩行時間=3時間55分
ロープウェイ山頂駅・坪庭(9:15)−北横岳ヒュッテ(9:55)−北横岳南峰(10:10)−北横岳北峰(10:15)−北横岳南峰(10:20)−北横岳ヒュッテ(10:30)−坪庭(10:55)−縞枯山荘(11:00)−縞枯山(11:35)−五辻への分岐(11:55)−茶臼山(12:10−25)−
五辻への分岐(12:35)−五辻(12:50)−坪庭・ロープウェイ山頂駅(13:25)
登山紀行
 
今年は雪山に出かけるために、スタッドレスタイヤを買い、スノーシューを買い、10本爪のアイゼンも買った。そして、ロープウェイで山頂近くまで行けるのに、以前その辺りを散歩するにとどまっていてずっと心残りだった北八ヶ岳に行った。
 朝4時に自宅を出発。8時過ぎにロープウェイ乗り場に到着。ところがロープウェイは9時から営業とのこと。仕方ないのでゆっくり支度したり、土産物屋を見たりして時間を過ごした。9時、ロープウェイ出発、7分で山頂駅に着く。ここで登山届けを出し、歩き始める。辺り一面すばらしい銀世界であったが、登山道はしっかり踏み固められていたため、スノーシューやアイゼンも必要なく登山靴だけで歩けた。北横岳ヒュッテを過ぎると傾斜が急になり、ここでアイゼンを付ける。ロープウェイ駅から55分で北横岳南峰に、そしてさらに5分進んで最高峰の北方に着く。小雪混じりの強風が吹き付け、何の景色も得られず、すぐに下山、もと来た道を戻る。ロープウェイ駅前の坪庭を横切り、縞枯山に向かう。丸い山頂の端正な山がどんどん近づく。ほとんど直登の道を、スノーシューに履き替え、ぐんぐん登ること40分、山頂に立つ。雑木林におおわれ展望は開けないのですぐに茶臼山に向かう。一旦下ってから登り返すこと35分茶臼山の山頂に着いた。ここも雑木林に覆われ、何の展望も開けないが、とりあえず風はさえぎってくれるので、ここで昼食を採る。悪天候のためずっと休憩なしで歩きづめだったので初めての休息である。しかし、おにぎりを食べているうちにどんどん体が冷えてきて、手も耳もちぎれそうになってきたので、食べ終わったらすぐに出発。登ってきた道を引き返し、縞枯山との中間点から五辻に向かって下っていった。足跡はあるのだが、少ないのでスノーシューを履いていないと、ずっぽりとはまりそうである。五辻からはよく踏まれた道を30分あまり、快適に歩き、ロープウェイ山頂駅に到着し、下山した。
 今回、アイゼンやスノーシューを試してみたが、思ったより歩きやすく楽しかった。踏み固められた道ならアイゼンでもいいが、あまり踏まれていないところは、やっぱりスノーシューがあった方がよいことがわかった。ぜひ、また雪山に挑戦したい。
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坪庭から北横岳 北横岳北峰山頂 坪庭から縞枯山
縞枯山山頂 茶臼山山頂 蓼科湖から北八ヶ岳



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登山データ
長野県茅野市
2480m
1998.8.1 晴れ
歩行時間=30分(坪庭1周)
登山紀行
 霧ヶ峰方面に家族旅行に行ったとき、たまたまロープウェイの看板が目についたので、ロープウェイに乗り、終点あたりの遊歩道を散策した。従って、山頂を極めたわけではないので、是非、次の機会には山頂まで行きたいものである。
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ロープウェイ終点 霧のロープウェイ駅
2237mの最高点

 16北横岳(きたよこだけ)
108縞枯山(しまかれやま)
109茶臼山(ちゃうすやま)