登山データ
滋賀県坂田郡伊吹町
1377m
2001.7.7(土)曇り時々晴れ
歩行時間=約1時間(登り0.5 下り0.5時間)
登山紀行
 深田久弥の「日本百名山」にも登場する名山であり、たくさんの高山植物のお花畑が有名な山である。
 7月7日はどこかに登ろうとせっかく休みを取っていたのに、天気予報では雨。すっかり肩すかしを食った気持ちで、朝、ゆっくり寝ていたのだが、目覚めると、窓からまぶしい光が。天気予報を見ると、いつの間にか、今日・明日が晴れになっている。こうなるとじっとしていられないのだが、今から出かけても、そんなに登れない。車で山頂近くまで行ける山で、たまには家族サービスもかねて、伊吹山に行くことにした。
 関ヶ原まで名神高速道路をとばし、そこから、伊吹山ドライブウェイで、一路山頂へ。3000円。なかなかの料金である。結婚したてのころ、やはり伊吹山に行こうとしたのだが、あまりに通行料金が高くて引き返した記憶がよみがえった。ドライブウェイではずっとバスの後ろをとろとろと。バスの中はたくさんのおばさんたちが、お菓子を食べながらはしゃいでいる。いやな予感がしたのだが、案の定、山頂駐車場に着くと、たくさんのおばさんとおじさんが山頂を目指して長蛇の列。自分も自動車で横着したのだから、横着な人がたくさんいても文句は言えない。
 それはともかく、確かに、山頂の散策路にはたくさんの花々が咲いていた。写真を撮りまくったのだが、あとで調べても、名前のわからないものも少なからずあって閉口した。旅行社のチラシに伊吹山のお花畑ツアーが良く載っているのだが、これほど手軽に、高山植物をたくさん見られるのなら、商売になるだろう。思いがけず、大好きな黄色いニッコウキスゲにも出会えて、来た甲斐はあった。
 下山後、関ヶ原の合戦で石田三成が陣を敷いた笹尾山に立ち寄る。まさに「国破れて山河あり。城春にして草木深し。」という感慨そのままの、雑木林であった。ここなら合戦に敗れた石田三成が、伊吹山山中に何日か隠れていたという史実は納得できる。すぐ後ろが伊吹の山塊なのだから。
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  <伊吹山山頂>     <山頂遊歩道ガイド>  <山頂にて>

<ニッコウキスゲ>    <開花直後のシシウド> <イブキトラノオ>

32伊吹山
(いぶきやま)