登山データ
岐阜県岐阜市
329m
2001.8.10(土)晴れ
歩行時間=約1.5時間(登り1 下り1.5時間)
登山紀行
 金華山はわずか329m。登山というにはあまりに低いのだが、その歴史や眺望ははずすにはずせない山である。
 そもそもこの日は、他の所用で岐阜市まで来たのであるが、午前中時間があいてしまい、何をしようかとふと仰ぎ見たところに、この山が目に入り、つい誘われるままに登ってしまった。
 先にこの山の歴史云々と書いたが、そもそもこの山は戦国時代末期まで稲葉山と称して、古くは土岐氏、そして「国盗り物語」の主人公斎藤道三の居城であった。その後、もう一人の主人公、織田信長の居城となり、「岐阜城」と改名。ここで「天下布武」の名のもと、天下統一の礎となしたところである。
 山頂の岐阜城までは、ロープウェイがあるのだが、お城があったくらいだから、そうたいしたことはあるまいと思い、徒歩で登り始める。延々1時間、時には岩場や急坂もあり、なかなかどうして、汗びっしょりになってしまった。しかし、岐阜城からは、眼下に長良川とそこに広がる岐阜市の町並みを一面に見渡すことができ、苦労のかいがあったというものである。これと同じ景色を見て、信長が天下を夢見たかと思うと、感慨もひとしおであった。
写真館(クリックすると大きくなります)

岐阜城 岐阜城 岐阜城
岐阜市街 長良川と岐阜市街 長良川上流

34金華山
(きんかざん)