登山データ
愛知県設楽町
1050m
2002.11.3(日)曇り
歩行時間=約1時間30分(登り50分、下り40分)
登山紀行
 1週間ほど前から猛烈な寒波がやってきて、10月末だというのに職場の窓からは真っ白な南アルプスはや御嶽山が望めるようになった。ヤマケイの山岳天気予報のサイトを見ると、アルプスの山々は軒並み−12℃とか−15℃とか極寒の地になっている。せめてしらびそ高原にでも行って雪化粧の南アルプスを眼前で見ようと出発したが、長野県に近づくにつれ、どんどん雲が厚く、低くなってきた。そういえば昨日の天気予報で「冬型の気圧配置が続き、北部山間部では落雷、降雪、雹(ひょう)にお気をつけください。(要するにあめかんむりの言葉は何でもあり)」と言っていたのを思い出した。これでは眺望は楽しめまいと思い、急遽、地図やガイドブックで近くの山を探して見つかったのがこの山である。
 愛知県の山奥、稲武の近く、段戸山の隣にこの山はある。稲武の稲橋交差点を右に折れ、5分ほど行った駒ヶ原口バス停を右折し、山の中をどんどん進み駒ヶ原山荘の近くに登山口がある。そこに車を置き、ゲートをくぐって自動車道をたらたら歩くこと35分、ようやく車道の終点。そこから山の中に15分ほど行くと、突然、目前に巨岩の塊が…。岩岳という名前の由来が一目でわかった。巨岩をよじ登り、ちょっぴりアルプス気分を味わうと、すぐに頂上である。頂上からは、東側だけであるが、結構眺望が楽しめた。
 山としては、あっという間でなんということもないが、ちょうど紅葉の季節で、黄色や赤の木々が目にまぶしく、ちょっとした紅葉狩りに来た気分で楽しめた。帰りは稲武の「どんぐりの湯」で、ゆっくり疲れを癒すこともできた。
写真館(クリックすると大きくなります)

登山道入り口 頂上直下にそびえる巨岩 岩岳山頂
山頂からの眺望 山腹の紅葉

45岩岳
(いわたけ)