登山データ
愛知県東栄町、設楽町
970m
2003.1.11(土)晴れ
歩行時間=約1時間40分(登り1時間10分、下り30分)
登山紀行
 先週、明神山に登ったところであるが、今度の山も「明神山」、しかも同じ東栄町内にある。おそらく区別するために、こちらは「平山明神山」となっていると思われるが、2万5千分の1の地図ではどちらも単に「明神山」となっている。
 ガイドブックによると「ジャンダルムのような奇怪な岩峰の頂」とあるので、とても楽しみであった。間近まで来てみて、なるほどその言葉がぴったり的を射ていて、ごつごつした巨岩がでこぼこに頂を構成していることが見て取れる。
 登り始めると、まずは見事な杉並木の中をひたすら登り続ける。ここの登山道はきわめて合理的で、下るところも、平らなところすらなく、頂上までひたすら登り続ける。しかもその勾配は急で、1時間あまりの行程とはいえ、本当に息が切れた。しかし、その途中に、「剣が峰」とか「夫婦岩」とか絶景の場所が適宜用意されていて、ちょうど良い息抜きになった。
 さて、頂上であるが、残念ながら木立にさえぎられ、何も見通しがきかなかった。その代わり、「東の覗き」からは三河方面の眺望(今回はだめであったが、条件が良ければ遠く、太平洋や富士山が見られるそうである)、「西の覗き」や「小明神」からは、雪を頂いた「恵那山」や「南アルプス」の山波を間近に感じられることができた。
 標高こそ低いが、勾配の強さ、スリル、眺望の点で、アルプス並みの山であった。
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麓から見た山頂 登山口 隣の明神山
山頂 小明神から恵那山
「東の覗き」から
南アルプス

50平山明神山
(ひらやまみょうじんやま)