登山データ
愛知県新城市、静岡県三ヶ日町
金山423m、雨生山313m
2003.2.15(土)晴れ
歩行時間=約1時間50分(登り1時間10分、下り40分)
登山紀行
 1月25日に富幕山に登ったが、あっけなかったので、帰りによろうとしたのだが、それにしては少し時間がかかりそうなので断念した山である。以来、ずっと気にかかっていたので、今回登ることができてよかった。
 新城と三ヶ日を結ぶ国道301号線の、愛知・静岡の県境に宇利峠というところがある。その道路脇に数台車を置けるスペースがあるので、そこに車を置き、まずは「雨生山」と書いた標識に従い杉林に入る。いつまでも車の通る音が絶えないと思ったが、よく考えてみると、この足の下に、東名高速道路のトンネルがあり、そこから響いてくるようである。なかなかハードな登りを続けると、南に三ヶ日の町から浜名湖、そしてその向こうに遠州灘への視界が急に開けた。なかなかの絶景である。さらに進むと、雨生山山頂へ。登山口から20分である。山頂はほとんど視界がきかず、山頂を示す木の表札も割れて半分になっていた。
 すぐに山頂を発ち、金山へと向かう。林間の尾根道で所々に広場があり、その広場では、西に新城市街から本宮山を望み、南に三ヶ日・浜名湖・浜松・遠州灘を、また北に目を転ずると遠く恵那山から中央アルプス、南アルプスを望むことができる。すばらしい絶景で、これだけでもここに来た価値がある。楽しみながらだらだらした尾根道を進んでいると、とてつもなく大きな反射板があり、それに気を奪われていたら、なんとそこが山頂であった。ここも貧弱な木の表札があるだけで、とりたてて急な登りがあったわけでもなく、眺めがいいわけでもなく、本当にあっけないものであった。見えたのは反射板の向こうの本宮山ぐらいのものである。
 帰りは今来た道を引き返し、途中から尾根道を外れて下っていき、下を走っている林道に合流した。
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金山(左)雨生山(右) 雨生山山頂 三ヶ日、浜名湖、海
新城市街、本宮山 途中の広場 金山山頂

54金山(かなやま)
55雨生山
(うぶさん)