愛知県鳳来町
６８４ｍ
２００４．１．３１（土）晴
歩行時間＝３時間０５分
自然科学博物館(8:20)−本堂(9:10)−山頂(9:45)
山頂(9:55)−天狗岩(10:10)−東照宮(10:45)−本堂(10:50)−自然科学博物館(11:35)
霊山、鳳来寺山は奇岩とたくさんの石仏に囲まれた山である。また、書道で使う硯の石も産する。
有料道路が山頂近くまで走っており、２０年ほど前に私もいったことがあるが、今回は下から参道を登ることにした。
自然科学博物館の駐車場に車を置き、８：２０分出発。すぐに石段になり、５分もすると大きな仁王門が立っている。場違いなほど立派で巨大な仁王像が左右でにらみをきかせている。３代将軍家光が作らせたようである。１４２５段の石段は歩きやすいとはいえ、かなりの急勾配で、そしてとんでもなく長い。途中で休み休み登らないと息が切れてしまう。これだけでも立派な修行になる。石段の左右には不気味な目つきをした石仏が目を光らせているのであまり休んでもいられない。途中ちょっと寄り道をして、胎内巡りをしたり、大きな鐘楼を見たりして楽しんでいると、本堂が現れた。とても立派できれいな建物である。ここからの山頂方面の眺めはなかなかの景観である。さらに登ると古い木造の建物があった。ほこりっぽく全体が白くなっているが、風格からして、こちらがもともとの本堂であったのであろう。そういえば先ほどの本堂はあまりにも新しくきれいであった。
それから３０分、急勾配を登ると小さな祠が現れた。奥の院である。裏手に回ると、豊川方面の眺めが絶景である。しかも足下は切れたった岩場になっており、修験道にはもってこいであろう。ここから５分も奥に行くと鳳来寺山山頂であるが、山頂からはほとんど眺めがきかない。山頂から東へしばらく尾根道を縦走すると天狗岩がある。ここからも豊川方面が一望できる。鷹打台まで縦走するとあとは下りになり、一気に東照宮まで行く。金色のきらびやかな建物であるが、何でも日光東照宮、久能山東照宮と並んで三大東照宮だそうだ。そうすると本家にある松平東照宮の立場はどうなるのだろう？
東照宮から本堂はすぐで、ここから下るがまた同じ石段を下るのもつまらないので、馬の背展望台の方へ山道を行った。かなり遠回りになったが、馬の背展望台からの山頂の眺めも幽玄であった。
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参道入り口
本堂と山頂
奥の院から豊川
鳳来寺山山頂
天狗岩から豊川
馬の背から山頂
