登山データ
愛知県設楽町
1152m
2004.2.28(土)晴
歩行時間=55分
登山口(9:15)−段戸山山頂(9:45)
段戸山山頂(10:00)−登山口(10:25)
登山紀行
 愛知高原国定公園の中央の1000mの山塊の中心が段戸山である。1100mを超える標高においても、どっしりとした山容においても、その中心たるにふさわしい。山頂に岡崎高校100周年記念登山の記念碑が立てられていたが、三河地方の多くの学校の校歌にも段戸山が歌われている。
 しかし、これまであまり魅力を感じることなく、登ったことがなかったのは、ガイドブックにあまり登場しないことと、登山口に「山頂まで45分」と書いてあったことで、たいしたところではないと思いこんでしまったことからである。
 車をおいて、登山口から山道に入る。途中山頂まで表示が1カ所しかなく、赤いテープもほとんどなく、踏み跡だけを頼りに沢沿いの道をたどる。もちろん、階段などもなかったが、自然の中を歩いている感じがとても強く感じられた。しばらくすると、沢筋から離れ、山頂に向かって急坂を登った。時間は短いが、
久しぶりに汗をかくことができた。上り詰めたところは、南側に通じるルートとの分岐点で、ここを右折しほどなく山頂に着いた。
 山頂に着くと、急に北側に視界が開け、大展望が待っていた。西から、御嶽山、乗鞍岳、恵那山、中央アルプス、南アルプス(仙丈岳、北岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳)、そして愛知高原の山波の向こうに富士山までもが見られた。これだけたくさんの名山が一望できる山はそうないと思う。たいしたところではないと思いこんだ自分の思い込みが情けない。ほんとうにすごい展望であった。
 帰りは、往路を下ったのだが、登山道がアイスバーン状になっていて、登るときはそれほど気にならなかったが、下りは滑りそうで、とても怖かった。
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登山道から段戸山 段戸山山頂 御嶽(左)乗鞍(右)
恵那山(左)中央Alps 南Alps(悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳) 富士山

77段戸山
(だんとやま)