登山データ
岐阜県下呂市、宮村
1529m
2004.11.21(日)
歩行時間=3時間10分(登り2時間、下り1時間10分)
登山口(6:00)−リフト終点(6:35)−天の岩戸(7:50)−山頂(8:00)
山頂(8:25)−天の岩戸(8:35)−リフト終点(9:20)−登山口(9:35)
登山紀行
 日本三百名山の一つ位山に登った。本当は川上岳をめざしたのだが、登山道の5km手前から通行止めになっていたので、仕方なく隣の位山にした。位山もガイドブックの地図によると、ダナ平林道を通れば、山頂から2kmぐらいのところまで車で行けそうであったが、この林道も通行止めであったので、麓のモンデウス・スキー場から登ることにした。
 前夜車中泊をし、6時登山道出発。まずはスキー場のゲレンデの右端と林との境についた登山道を35分かかって登り詰めた。荒島岳でもスキー場のゲレンデを登ったが、ゲレンデというのはスキーで滑っているときは簡単でも、登るには結構急なものである。実際、今回の山行ではこのゲレンデ歩きが一番つらかった。ゲレンデの一番上から樹林帯に入る。だらだらとした登りがずっと続いた。この間、眺望は何も得られなかった。途中、「〜岩」と名付けられた巨岩が所々にあり、この山が信仰の山であることを伺わせる。一番大きな天の岩戸には小さな祠もついていた。天の岩戸あたりから山頂までは、平らな台地状になっていて、三角点がなければどこが山頂だか区別がつかないほどである。山頂も樹林に覆われて視界が開けない。部分的に白山の見える所、乗鞍や北アルプスがのぞける所があるだけで、それも道の途中で休んでゆっくり見られるわけではない。結局、リフト終点が、唯一眺望の開けた所で、乗鞍岳、御岳、北アルプスが遠望できた。
 下山後、地元の人が話しかけてきた。「位山にのぼってきた?いいとこ何もないよね。」 地元の人も誇りに思っていない山って一体…?
 
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日の出前の御嶽山 天の岩戸 位山山頂
山頂付近から北ア リフト終点から乗鞍岳

89位山
(くらいやま)