登山データ
岐阜県久瀬村
1157m
2005.4.24(日)晴れ
歩行時間=3時間10分(登り2時間、下り1時間10分)
登山口(5:45)−高屋山(7:00)−山頂(7:45)
山頂(8:20)−高屋山(8:55)−登山口(9:30)
登山紀行
 岐阜県奥美濃の能郷白山の西隣にある冠山に登ろうとしたところ、国道417号線が、途中で積雪のため通行禁止。仕方なくその南西にある三周ヶ岳に向かうが、これまた途中で積雪のため通行禁止。第三の候補として小津権現山に登った。
 国道303号線、久瀬村役場から東に入ったところに小津集落がある。そこからさらに4kmほど入ったところに駐車場があり、ここが登山口になっている。ここに前夜入り、車中泊をして早朝、日の出とともに出発。
 しばらくはなだらかな登りが続き、スミレやショウジョウバカマなどの花を愛でながら進むが、だんだん急登になり、足が重くなってくる。50分ほどでロボット雨量計の跡地に出る。初めて視界が開け、西側の山並みにほっと一息入れる。さらに急登を25分間登り詰めると、高屋山の頂上に出る。大して視界は開けないが、イワウチワやカタクリがきれいであった。一旦頂上を下り、前衛峰にむけて縦走コースを進む。ときどき東側の視界が開け、御嶽山の白い姿が疲れる体を励ましてくれる。アップダウンを2・3回繰り返す。シャクナゲの木が多く、花の時期はすばらしい眺めだろうと想像をたくましくしているうちに、急登を登り詰めると、空が抜けていつの間にか頂上に着いた。
 山頂には「大権現白山神社」の小さな祠が祀られ、この山の由来を感じさせる。そして振り向くと360°の大展望が開けていた。快晴に恵まれ、西から伊吹山、三周ヶ岳、能郷白山、白山、遠く北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスと白い山々が、周りを競っていた。遅い朝食と素晴らしい眺望を味わいながら、至福の時を過ごした。
 帰路は往路を引き返した。
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奥美濃の山並み 登山道から山頂 小津権現山山頂
山頂から白山 山頂から能郷白山 カタクリ

96小津権現山
(おずごんげんやま)