登山データ
奈良県上北山村、天川村
1915m
2005.5.3(火)晴れ
歩行時間=5時間10分(登り3時間、下り2時間10分)
行者還トンネル西口(5:20)−奥駈道出合(6:15)−聖宝宿跡(7:05)
−弥山小屋(7:50)−大峰山山頂(8:20)
大峰山山頂(8:40)−弥山小屋(8:55)−弥山山頂(9:00)
弥山小屋(9:05)−聖宝宿跡(9:35)−奥駈道出合(10:15)
−行者還トンネル西口(10:50)

登山紀行
 日本百名山の一つ大峰山に登ってきた。昨年秋、大台ヶ原山に登ったとき、目の前に広がる巨大な山脈が心に残っていたからだ。大峰山と一口で言っても、実際には大峰山という独立峰はなく、北から山上ヶ岳(今だに女人禁制だそうだ)、大普賢岳、弥山(みせん)、八経ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳、地蔵岳、涅槃岳などと続く一連の大山脈を総称して大峰山というそうで、これらの名前からわかるように、行者たちの修行の山である。その中でもひときわ高い山が八経ヶ岳(1915m)で、近畿地方の最高峰でもあるそうである。今回は、この八経ヶ岳と弥山に登ってきた。
 奈良県南部の吉野をさらに南下し国道309号線(国道とは名ばかりの1車線の山道)を進み行者還トンネルをくぐった出口に登山口がある。(国道はこの先、災害で通行止めになっていた)前夜ここまで来て、ここで車中泊。
 翌朝5時起床。5時20分出発。のっけから急登が続き、あえぎながら登ること55分、大峰山脈の尾根を貫く奥駈道に出会った。ここからは緩いアップダウンの続く快適な道であった。シャクナゲやコバイケイソウの若葉の大群落があり、花の時期はすごい景色になるだろうと想像をふくらませた。50分で聖宝宿跡(〜宿跡というところがいくつかあったが、修行が盛んだった頃はここに宿があったのだろう)についた。ここに等身大の理源大師の像があり、ぎょっとした。ここからまた急登が始まり、50分で弥山小屋につく。ちょっと奥に行けば弥山山頂だが、それは後回しにして、目の前に広がる八経ヶ岳にむけて一旦下り、また登り返すこと30分で八経ヶ岳山頂に立つことができた。山頂からは今通ってきた弥山山頂と、その向こうに山上が岳がみられたが、昨秋登った大台ヶ原山はガスの中に隠されていた。
 帰路は往路を引き返した。途中弥山山頂に寄ったが、天河奥宮の社殿があるだけで、見通しも何もなかった。
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登山道から弥山 コバイケイソウ群落 弥山から八経ヶ岳
八経ヶ岳山頂 弥山と山上ヶ岳 弥山山頂の奥宮

97大峰山
(おおみねさん)