登山データ
長野県阿智村、平谷村、阿南町
1664m
2007.12.22(土)小雪
歩行時間=1時間46分(登り1時間、下り46分)
登山口(8:23)−山頂(9:24)−登山口(10:10)

登山紀行
 今シーズン、STCのスキートレックというアイテムを購入した。ショートの山スキーといった感じで、以前はロシニョールからスキーベンチャーという名前で売っていたいわゆるスキーシューである。昨年はカルフのメタというスキーシューを買ったのだが、ちょっと登りになると滑って登らないし、かかとがフリーのままなので、下りでは不安定で思うように滑ることができず、すぐに手放してしまった。その代わりにと思って買ったのがこれである。山スキーのようにシールを貼ったりはがしたりするので少々面倒であるが、登り斜面でもどんどん登っていくことができる。また、かかとはフリーにも固定にもできるので、下りの傾斜がきついところでは、かかとを固定してゲレンデスキーのように滑れる。
 このスキーシューの試運転に愛知県から一番近い雪山、蛇峠山に向かった。早朝出発し、治部坂高原スキー場の横の別荘地を車でぐんぐん上り登山口についた。この辺りにはかなり雪があった。登山口で通行止めになっていたので、ここからいよいよスキーシューを履いて出発。ところがすぐに雪がなくなり、またはずすはめになった。結局、せっかくのスキーシューを山頂付近までかついで登ることになった。NTTアンテナ付近から再びスキーシューを装着し、山頂まで進む。登りは問題ないが、下りは慣れないので難しい。山頂に立ったが、天候も悪く何も視界がきかないので、すぐに下山した。下りはスキーシューをつけたまま傾斜の強い道に入ったが、登山道を滑るのは幅が狭いため難しい。すぐに転倒したため、またスキーシューをはずしてかつぎ、アイゼンで下ることにした。
 蛇峠山を下ってから、治部坂高原スキー場でスキーシューの練習を1時間半ほどした。シールをつけての上り下りはだいぶ慣れてスムーズにできるようになってきた。ところがシールをはがすと、本当に滑りにくい板である。かかとが固定できるのでカルフ・メタよりはるかに操作しやすいが、問題は全然エッジが効かないこと。まっすぐ滑るとすぐにスピードが出すぎるので、斜滑降でスピードを落としたいのだが、エッジが効かないのでなかなかスピードが落ちず、ほとんど横滑りしているばかりである。結局ウェーデルンで連続してごまかしながらスピードをコントロールするしかない。それにしてもエッジが効かないため、止まりたいときにすぐに止まることができない。スリルがあるけど怖い板である。何度か練習して慣れるしかないだろう。

写真館


STCスキートレック

NTTアンテナ
大川入山
アンテナから山頂 蛇峠山山頂

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登山データ
長野県阿智村、平谷村、阿南町
1664m
2006.1.28(土)晴れ
歩行時間=2時間(登り1時間25分、下り35分)
登山口(7:05)−山頂(8:30)
山頂(8:50)−登山口(9:25)

登山紀行
 手軽に行けてスノーシューで楽しめる山ということで蛇峠山を選んだ。愛知県からとても近いスキー場、治部坂高原スキー場から東に見える山である。
 自宅を朝4:50出発。約2時間後、治部坂高原スキー場から東に入り、別荘地を抜け、しばらくいくと、道路が雪でふさいである。ここに車を停め、あとは歩いて登る。
 車道を歩いていくと、ところどころに遊歩道との分岐があるが、傾斜が急なのでそのまま山頂まで車道を進んでいく。馬の背の辺りから雪が深くなってきたので、スノーシューを履く。ずっと車道なので、距離は少しあるが、傾斜が緩く、一定なので、快適に歩くことができた。1時間あまりでアンテナの林立する所に出る。そこをさらに進むと、レーダ雨量計がある。御在所岳の山頂にあるのと同じで、丸く大きな球が乗っている。東側の鞍部の向こうに山頂らしき展望台が見えるので、一旦下って登り返す。
 山頂の展望台に立つと、北東に南アルプスの大展望、南に愛知高原の山波が広がる。天気の良かったこともあるが、これほどの展望は、なかなか望めるものではない。雨量計の裏側に回ると、中央アルプスの南駒ヶ岳が雄大な姿を見せている。案内図によると、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスも書いてあるが、遠くは薄霞がかかり、そこまで見ることはできなかった。
 帰路は、車道を避け、遊歩道を進む。傾斜はあるが、最短距離を進むので、かなり早く下ることができた。
 歩く時間は短かったが、スノーシューで気軽に登れて、遙かな大展望が見られるということで、なかなかおもしろい山であった。
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バージンスノー 山頂展望台 蛇峠山
山頂から南アルプス 雨量計と大川入山 南駒ヶ岳

110蛇峠山
(じゃとうげやま)