登山データ
長野県富士見町、伊那市
1955m
2007.2.3(土)晴れ
歩行時間=2時間45分(登り1時間30分、下り1時間15分)
登山口(7:55)−入笠湿原(8:40)−御所平峠(8:55)−山頂(9:25-45)−仏平峠(10:00)−T字路(10:15)−入笠湿原(10:20)−登山口(11:00)
登山紀行
 南アルプスの最北端、八ヶ岳の向かい側にある入笠山に登った。高校時代にも登ったはずであるが、記録も写真も残ってなく、記憶もあまり定かではないので、改めて挑戦した。山腹には大きなスキー場が開けていて、山頂近くまでリフトで上がれるが、今回は沢入り登山道コースを歩くことにした。
 前夜、麓の富士見町から、ナイター施設のまぶしい光を横目に見ながら、細い山道を30分ほど車で入ると、通行止めになっている地点があり、広い駐車場が設けてある。ここが沢入り登山道入り口である。車中泊をし、朝7:55、登り始める。登山道はずっと雪に覆われているが、固く締まっているため、アイゼンやスノーシューも必要なく、登山靴だけでどんどん進むことができた。樹林帯を45分ほど登っていくと、突然視界がぱっと開けた。入笠湿原である。だだっ広い雪の広場になっていて、春や夏はすばらしいお花畑になるだろうと想像される。ここから雪が緩んでいて、ときどきずぼっと足がはまるようになったので、スノーシューを装着する。雪の自動車道を15分でマナスル山荘のある御所平峠に着く。ここから左に山頂が見え、急登が始まる。スノーシューの真価を発揮するときである。ぐんぐん登っていくと30分で山頂に立つことができた。この日は希に見る好天気で雲一つない明るい空のもと、360°の大展望を堪能することができた。南から、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳、南アルプス北部の山、そして富士山もしっかり確認することができた。どの山々も真っ白い雪をいただき、神々しく、はっきりとした山容を楽しむことができた。こんな好天気もあまりないだろうし、これだけたくさんの山を確認することができるのもあまりない。本当に良い時と良い場所に恵まれたと思う。
 下山は人跡稀な裏登山口を、恐ろしげな名前の首切り清水のある仏平峠に降り、そこから入笠山を半周して入笠湿原に戻り、ここから沢入り登山口を引き返した。
 
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入笠湿原 入笠山山頂 乗鞍岳
槍・穂高岳 蓼科山・北横岳 麓から入笠山

129入笠山
    (にゅうがさやま)