登山データ
岐阜県高鷲村
1671m
2007.2.17(土)曇り時々晴れ
歩行時間=3時間30分(登り2時間、下り1時間30分)
リフト山頂駅(9:50)−見晴台(10:00)−1402mピーク(10:15)−林道分岐(10:25)−藤原頼保公顕彰堂(10:40)−山頂(11:50-12:05)−藤原頼保公顕彰堂(12:35)−林道分岐(12:40)−1402mピーク(12:45)−見晴台(12:55)−リフト山頂駅(1:05)−駐車場(1:35)
登山紀行
 日本300名山の一つ、岐阜県高鷲村のの鷲ヶ岳に登った。
 朝5時起床、すぐに自宅から車で出発して4時間余り、ホワイトビアたかすスキー場の駐車場に着く。すぐに支度をして、第1クワッドリフトに乗って山頂駅へ。リフトは便利だが、1回乗るだけで800円は高い。
 ここでスキーシューを履いて、登山届けを提出し、いよいよ出発!今年は記録的な暖冬だが、さすがに岐阜県北部の山は雪深い。スキーシューもかなり沈むので、一歩一歩もも上げをしながらの登山になり、つらかった。珍しく、下山時には足をつりそうな感じであった。しかし、見晴台、1402mピーク、林道分岐、藤原頼保公顕彰堂と、10〜15分間隔でどんどん進むことができ、るんるん気分でここまで進むことができた。藤原頼保公は860年前に、天皇の命でここで鷲退治を行い、それがこの山や村の名前(高鷲村)になったのだそうだ。ここから先はしばらく雪の自動車道を進み、その後、急登が始まる。人の踏み跡は全くなく、案内板も赤テープもなく、手探りで山頂を目指した。(ときどきGPSで確認をする。今年GPSを買ったのだが、こういう時に頼りになる存在である。)踏み跡がないのは不安であるが、だれも踏んでいないヴァージンスノーに踏み跡を残すのはなかなか気持ちのいいものである。結局山では誰にも会わなかった。時々滑り落ち、はあはあと息を吐きながら、ようやく一番高いところにでることができた。周りにはこれより高いところがないから、ここが山頂だと思われるが、見回しても山頂の表示がない。よく目を凝らしてみると、数m離れたところに、木の杭の頭らしきものがほんの少し見える。駆け寄って掘ってみると、案の定、これが雪に埋もれた鷲ヶ岳山頂の標識だった。こんなことは初めてである。あいにく雲が多く、遠くを見通すことはできなかったが、近くの雪山を一回り見ることができた。特に西に見える大日岳は、スキー場だらけで痛々しい姿であった。
 下山は1時間でリフト山頂駅まで戻った。下りに800円使うのもあほらしいので、ゲレンデの端をスノーシューでずっと歩いて下った。スキーヤーやボーダーから好奇の目で見られたが、これはこれで楽しいものであった。30分で駐車場に到着。得した気分であったが、帰宅してからガイドブックを見てみたら、「リフトの下り乗車は不可」と書いてあった。どっちみち歩いて下るしかなかったようだ。
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麓から鷲ヶ岳 藤原頼保公顕彰堂 石碑と鷲ヶ岳
登山道から鷲ヶ岳 雪の下の山頂標識 山頂から西側方面

130鷲ヶ岳
    (わしがたけ)