登山データ
長野県木曽町
2002m
2009.3.21(土)晴
歩行時間=1時間45分(登り1時間、下り45分)
リフト終点(9:15)−大笹山山頂(10:15-10-20)−リフト終点(11:05)
登山紀行
 スキーシーズンもほぼ終わりに近づき、リフトを利用した雪山山行を探し、手頃な山が見つかったので登ってみた。
 朝、5時半自宅を出発、中津川から国道19号線に入り、北上すること1時間あまり、木曽福島の町で左に折れ、7時半頃木曽福島スキー場に着く。ここはスキーヤーオンリーという珍しいスキー場である。駐車場周辺には雪が全くなく、ゲレンデだけ雪がある状態で、山の上の方はどうかと心配になってきた。ゆっくりと準備し、8時半のリフト運行開始とともに、第1リフト、第2リフトと乗り継いだ。ところが、第3リフトは点検中だそうで、9時過ぎないと動かないとのことなので、一度下まで、スキーの足慣らしをし、再び上がって、第3リフトまで乗り継いだ。第3リフト周辺はさすがに1904mの標高があるので十分雪があった。すばらしい快晴で、御嶽山、乗鞍岳はもちろん、遠く白山までくっきりと見渡せた。
 9:15ここからゲレンデを離れ、山の稜線伝いに登り始める。今回はスキーにシールをつけた状態でずっと登ってみた。雪山で道はなく、人の歩いた足跡も全くないので少々不安に感じたが、稜線に従って歩いて行くだけなので迷うことは全くなかった。数カ所で見られた赤テープが道の正しさを保証してくれてほっとした。標高差は100mだが、何回もアップダウンがあるので結構大変である。1時間で、大笹山山頂に着いた。特に標識もないが、ピークの反対側の薮原スキー場が見下ろせることや、GPSの表示から間違いはない。山頂部は木が払ってあって見晴らしがよく、特に八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス方面の展望が開け、絶景であった。
 しばらく写真を撮ったら下山開始。アップダウンがあるので下山も45分かかった。リフト終点についたら、スキーのシールをはがし、ゲレンデを下まで一気に滑り降りた。結構長いコースで、1日券も買ってあったので、その後2時間ほどゲレンデスキーを楽しんだ。
 なお、この山の名称であるが、5万分の1、2万5千分の1の地形図には名称が記載されていない。わずかに「ニッポンのゲレンデ2009」というスキー場案内の本の「きそふくしまスキー場」のコース図に見られたので採用した。実際にはこのピークの北に大笹沢山(2040)という山があるので、混同したのではないかと思われる。

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御嶽山 白山 乗鞍岳
木曽駒ヶ岳 大笹山山頂 リフト終点と御嶽山


163大笹山(おおささやま)