登山データ
山梨県北杜市、甲府市、長野県川上村
2599m
2009.4.26(日)雨、あられ、曇り
歩行時間=6時間50分(登り4時間20分、下り2時間30分)
瑞牆山荘(5:45)−富士見平小屋(6:25)−大日小屋(7:35)−大日岩(8:15)−砂払ノ頭(9:15)−山頂(10:05-10)−砂払ノ頭(10:45)−大日岩(11:15)−大日小屋(11:40)ー富士見平小屋(12:15)−瑞牆山荘(12:40)
登山紀行
 3年前、瑞牆山に登ったときに、東側に大きな岩を頂いた特徴的な山が見え、ずっと気になっていたが、その金峰山に登ってきた。日本百名山の一つである。
 前夜発、大弛峠から稜線沿いに辿ろうと考え、金峰山の北側の川上村から大弛峠への林道に入ろうとすると「通行止め」の表示があり、急遽、瑞牆山荘に回り、車中泊。時間は深夜0時であった。満天の星が美しく、翌日の快晴を約束してくれた。
 朝、5時45分出発しようとすると、小雨がぱらつき始め、次第に強くなってくる。前夜の星空は何だったんだろうと恨めしく思いながら、雨具をつける。富士見平小屋までいきなり急登が続く。富士見平小屋で朝食を採り、林間の道をぐんぐん登る。1時間ほどで大日小屋が現れ、このあたりから残雪が見られるようになってきた。アイスバーン状態になってきたので、アイゼンをつける。天気は雨からあられに変わってきて、どんどん寒くなってくる。しばらく歩くと巨大な岩の塊が立ちはだかっていた。これが大日岩である。想像を遙かに超える大きさであった。雪道をさらに1時間で稜線に出る。ここが砂払ノ頭である。しかし、あいにくの天気で何も展望は開けない。ここから稜線をどんどん登っていくのだが、結構なやせ尾根で特に北側は絶壁で見下ろすと、背筋がぞくっとしてくる。強風の稜線歩きを50分でまたも巨大な岩の塊が現れた。山頂にある五丈岩である。山頂は五丈岩の東100mほどのところにあった。猛烈な風のため写真を撮ったら、すぐに下山を開始。途中から次第に天気が回復し始め、富士の裾野や、瑞牆山などが見渡せるようになってきた。しかし、山頂部分は相変わらず雲の中である。帰りの車の中から金峰山が一望できるようになっていたので、写真に納めた。
 この日は全国的に悪天候で、風が強かったようである。また機会があれば、天気のいいときに登りたいものである。

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大日岩 五丈岩 山頂と五丈岩
富士の裾野 瑞牆山 麓から金峰山


165金峰山(きんぷさん)