登山データ
群馬県みなかみ町
1977m
2009.9.5(土)曇時々小雨、のち晴

歩行時間=3時間20分(登り1時間55分、下り1時間25分)

天神平駅 熊穴沢避難小屋 トマの耳 オキの耳
7:20 7:50 9:00 9:15
10:55 10:30 9:45 9:30

登山紀行
 日本百名山の一つ、谷川岳に登った。この山はロッククライミングの聖地としても知られ、2005年現在781名もの人命を奪ったという世界一の不名誉な記録でも有名である。エベレストでさえ178名だから、すごい数である。しかし、ただ頂をめざすだけなら、ロープウェイもあり比較的登りやすい山である。
 前夜愛知県を車で出て、東海環状、中央道、長野道、上越道、関越道と延々5時間かけて、群馬県の赤城高原SAまで来て、土曜日に高速を出ないと高速代金上限1000円の恩恵を受けられないためここで車中泊。翌朝5時半起床、さらに北上し水上ICを出て、土合の谷川岳ロープウェイ駐車場に入る。7時の始発に乗り、天神平駅まで10分、ぐんぐん高度を稼いだ。ここから登山道である。
 雑木林の道を30分で熊穴沢の避難小屋に到着。ここからはガレ場の急登が続く。途中で雨が降り出し雨具を着たため蒸し蒸しする。1時間あまり、そろそろあごが出てきたというころに肩ノ小屋に到着。ここからトマの耳は目と鼻の先である。ところがあいにく雲の中のため何も見えず、すぐに双耳峰のもう一つのピーク、オキの耳に向かう。ここでも15分ぐらい待ったがすべてが白い乳白色の中。残念だが下山することにした。トマの耳に着くと、かすかに雲が晴れ、オキの耳や一ノ倉岳、茂倉岳、肩ノ小屋、その先のオジカ沢ノ頭などが見られた。多少はここに来た甲斐が感じられた。来た道を引き返し、ロープウェイで下山したのは11時過ぎ。朝は人が少なかったのに、下山時には登ってくる人で長蛇の列ができていて、見上げるとアリの行列のようであった。さすが関東圏の山である。下山のときにはすっかり天気が回復して眺めがよくなったのが皮肉である。
 時間も体力もまだあり、せっかく群馬まで来たので、このあと、短時間で登れる赤城山に向かった。
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トマの耳 オキの耳 茂倉岳、一ノ倉岳、オキの耳
オジカ沢ノ頭 トマの耳 朝日岳


169谷川岳(たにがわだけ)