長野県小諸市
2524m
2010.5.4(火)晴
歩行時間=5時間10分(登り3時間20分、下り1時間50分)
浅間山荘 | 一の鳥居 | 二の鳥居 | 火山館 | 湯の平口 | Jバンド分岐 | シェルター | 前掛山 |
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6:00 | 6:25 | 6:40 | 7:35 | 7:45 | 8:00 | 9:00 | 9:20 |
11:20 | 11:00 | 10:45 | 10:20 | 10:10 | 10:00 | 9:40 | 9:30 |
今年もゴールデンウィークがやってきた。今回は日本百名山の一つで昨年2月2日にも噴火をした浅間山を選んだ。4月17日から噴火レベルが下がり、すぐ目の前の前掛山まで登山が可能になったためである。
前日、「あさま山荘事件」で有名な長野県小諸の浅間山荘まで車で入り、新車プリウスで初めての車中泊(後席を前倒しすると足を伸ばせる広さが確保できるが、これまでのステップワゴンに比べて、天井が低く非常に窮屈であった)。駐車料金千円を取られた。
翌朝5時半起床。6時出発。一の鳥居までは車道歩きで楽ちん、ここから山道に入る。雑木林を15分で二の鳥居。ここで休憩がてら朝食を採る。さらに雑木林を進むと、左手の剣が峰に朝日が昇り、神々しい美しさであった。しばらくすると硫黄の噴出口が表れ、辺り一面硫黄のにおいが立ちこめていた。硫黄のにおいは悪くないが、有毒ガスが含まれていそうで、急いでそこを通り過ぎた。少し進むとまたも鳥居があり、浅間神社と火山館が現れた。火山館というのは火山の資料館かと思っていたら、山小屋であった。また全国にある浅間神社は富士山がご神体で、ここ浅間山とは関係ないようである。浅間神社でお祈りを済ませ、少し行くと湯の平口、黒斑山登山道との分岐である。この辺りから、残雪が多くなってきた。さらに雪の樹林帯を進むと15分でJバンド分岐になる。ここでアイゼンをつけたのだが、少し歩くと樹林帯を抜け、日当たりが良くなったところで雪が全くなくなり、また、アイゼンを外すことになった。先の見通しが悪くがっかりである。樹林帯を抜けると半分雪をまとった前掛山が雄大な姿でそびえていた。ここを斜めに少しずつ高度を上げていくと、まただんだん雪が現れてきた。傾斜がどんどん急になり、息が上がってくると1時間ほどでシェルターのある所に出て、浅間山の本体が初めて見えた。ここからは通行禁止のロープが張ってあるので、右手の前掛山への稜線に取り付く。遮るもののない猛烈な風にあおられながら稜線を歩き、40分で前掛山山頂に着いた。
山頂からは浅間山の山頂(噴火口は見えなかった)、南西に剣が峰、西に黒斑山が見られ、この前掛山が内側、黒斑山・蛇骨岳が外側の二重の外輪山になっているのがよくわかる。また、南に小諸や佐久の街が霞んで見えたのも良かった。
下山は往路を戻ったが、ずっと下りの連続で、雪が多かったので、すいすい下ることができた。
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剣が峰に昇る朝日 | 賽の河原から 前掛山 |
シェルターから 浅間山 |
前掛山山頂から 浅間山 |
前掛山山頂から 剣が峰 |
前掛山山頂から 黒斑山・蛇骨岳 |