177両神山(りょうかみさん)

登山データ
埼玉県小鹿野町、秩父市
1723m
2010.6.5(土)曇時々晴

歩行時間=5時間10分(登り2時間50分、下り2時間20分)

八丁隧道 八丁峠 西岳 東岳 両神山
8:30 9:10 10:00 10:55 11:20
14:00 13:30 12:50 12:05 11:40

登山紀行
 日本百名山の一つ、両神山に登った。古くから信仰登山の対象でイザナギノミコトとイザナミノミコトの二神が祀ってあることからこの名がついてるとのことである。
 前夜、愛知県から高速道路に入り、休日割引にするため、諏訪湖SAで車中泊。翌朝5時過ぎにSAを出発、小淵沢ICを出て、清里、野辺山、小海を経て、国道299号を通り、八丁隧道の手前の広場に駐車。
 8:30この駐車場から登山開始。いきなりの急登で駐車場の車が、足もとに小さく見える。すぐにクサリ場も登場。樹林帯の急坂をぐんぐん登り、40分で八丁峠へ。このとき既に標高は1500mほど。ここからは約200mの標高差しかない。とたかをくくっていたら、とんでもなかった。ゴジラの背のような稜線のアップダウンをまともに上り下り、クサリがあるとはいえ、ほぼ垂直の岩の壁の連続で、下を見ると遙か何百mも垂直の絶壁が切れ落ちている(特に北側)。バランスを崩したり、足をスリップさせたりしようものなら、命の保証はない。まるで北アルプスの剱岳や穂高岳のようである。緊張の連続で東岳まで来ると、ここから山頂までは、なだらかで快適な道になる。あたりに遮るものがないので、天気が良ければすばらしい絶景が開けていそうであるが、あいにく乳白色の雲の中で、何の展望もなかった。ここまでほとんど人に出会わなかったが、山頂には10人以上の登山者がいた。おそらく東側の登山道から来たのであろう。しばらく休んで、下山。だんだん慣れてきたのか。思ったほどの恐怖心は起こらなかったが、クサリ場のアップダウンなので、登りとほとんど変わらないほどの時間がかかった。アカヤシオの花が印象的な山旅であった。
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八丁峠 雲海の中 西岳山頂
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