178苗場山(なえばさん)

登山データ
長野県栄村
2145m
2010.7.18(日)晴

歩行時間=4時間20分(登り2時間25分、下り1時間55分)

小赤沢登山口 和山分岐 苗場山
5:15 7:05 7:40
9:45 8:20 7:50

登山紀行
 日本百名山の一つ、苗場山に登った。長野・新潟県境にあり、愛知県から高速道路を使っても6時間もかかり、遠かった。
 前日15時自宅を出発し、夜21時小赤沢登山口3合目駐車場について車中泊。翌朝4時半起き、5時15分登山開始。前夜ものすごい雷雨のため、登山道は泥まみれ。靴もスパッツもどろどろになってしまった。泥の中の岩や木の根っこはとても滑りやすく、何回も転び、特に1度、左足を滑らせてひざを岩にぶつけたためその痛みがその後ずっと響いた。樹林の中を1時間50分ひたすら歩き続けると、突如視界が開け、それまで顔を見せなかった太陽が東の高くから強い光を浴びせてきた。それと同時に、森林がなくなり、湿原が広がっていた。尾瀬ほどではないが、尾瀬を彷彿とさせる雰囲気を持っていた。7月の半ば、さぞかし色々な花に囲まれていると期待していたが、アヤメとかニッコウキスゲとか期待するような花が全然なかった。ワタスゲの白い帽子、葉っぱばかりのコバイケイソウ(なぜか1輪だけ花をつけていた)ぐらいか。しかし、この広大な湿原の景色、そして湿原の向こうに白い残雪をのせた山が遠望でき、眺めは超一流であった。山頂はその湿原のちょっと小高いところにあり、湿原全体が山頂のような感じであった。湿原をぐるりと歩き、往路を戻った。下りは滑りやすく、大変であった。
 湿原を山頂に持つ山は初めてで、これからもお目にかかれないだろう。とても魅力的な山で、機会があれば、また訪れたいものである。
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山頂へと続く木道 コバイケイソウ 湿原
苗場山山頂 残雪の山 湿原と池塘