184高妻山(たかつまやま)

登山データ
長野県長野市
2353m
2010.10.16(土)晴時々曇

歩行時間=7時間05分(登り3時間55分、下り3時間10分)

戸隠牧場 一不動避難小屋 五地蔵山 八丁ダルミ 高妻山
6:05 7:20 8:20 9:05 10:00
1:30 12:30 11:45 11:05 10:20

登山紀行
 「天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、高天ヶ原の天の岩戸に隠れたとき、天手力雄命(たじからをのみこと)が、その岩戸をここまで投げ飛ばし、世に光を取り戻した。」という伝説から生まれた戸隠山の北隣に日本百名山の一つ高妻山がある。
 前夜、信越自動車道の松代PAで車中泊(土日上限1000円にするため)をし、早朝5時PAを出発。6時戸隠牧場に車を置いて歩き始める。しばらく牧場の中を歩くと、登山道に入る。雑木林を少し歩き、沢に沿った道になる。沢を右に左に渡渉しながら、どんどん登っていく。ついには沢の中も歩くようになり、滝の横の鎖場が現れる。さらに進むと大きな一枚岩を鎖を頼りに20mほどトラバースする所もあり、ひやひやであった。傾斜が急になるとやがて一不動避難小屋にでる。ここでしばし休憩すると、ここからは稜線歩きになる。右手に飯縄山とその下に戸隠牧場。右手にはこれから進む五地蔵山から高妻山に連なるでこぼこの稜線が見える。うまくトラバースするような巻道を作ってくれるとうれしいが、一つ一つのピークを忠実に上り下りするルートなので、だんだん疲れがたまってくる。それにしても、ピークごとに、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀と神様の名前がついているのは、さすが戸隠神社の治める地である。登っていてもだいたいの位置がわかりやすくてよい。九勢至を過ぎると、見上げるような高妻山のピークまでの直登ルートを上らねばならない。ものすごい急登で、体力の限界を過ぎ、気力だけでへろへろになって登った。頂上に立つと、南に戸隠山、東に飯縄山、北に黒姫山や遠く火打山や妙高山が見える。西には後立山連峰が見えるはずだが、あいにく雲の中であった。
 帰りは往路を戻り、一不動から戸隠山へ行く計画であったが、体力がもたず、戸隠山を断念して、そのまま戸隠牧場まで下山した。
 紅葉の季節で、遠くで見ると山全体が紅葉しているが、近くで見ると色がくすみ、葉もちぢれていて、見栄えのよくない紅葉であった。
写真館 

戸隠牧場から戸隠山

紅葉の五地蔵山

飯縄山

五地蔵山山頂と高妻山

火山の風格を残す黒姫山

九勢至から高妻山の急登

高妻山山頂

山頂から戸隠山

戸隠牧場の紅葉