188甲武信岳
(こぶしたけ)

登山データ
山梨県山梨市、埼玉県秩父市、長野県川上村
2475m
2011.5.3(火)曇

歩行時間=7時間25分(登り4時間30分、下り2時間55分)

駐車場 登山口 近丸新道・徳ちゃん新道分岐  木賊山 甲武信岳 
5:25 5:45 7:40 9:30  9:55 
13:10 12:50  11:45 10:40   10:15

登山紀行
 ゴールデンウィークに入り、北アルプスでは涸沢や白馬岳で雪崩による犠牲者がニュースになっている。今年は残雪が多いそうである。ということで奥秩父の名峰、百名山の一つ、甲武信岳に登った。名前の由来は元々「拳岳」だったのが、甲斐(山梨県)、武蔵(埼玉県)、信濃(長野県)の国境にあるため、その最初の文字をとったといわれる。標高差約1400mの厳しい登りである。
 前夜、中央高速を通り、5時間かけて西沢渓谷入口駐車場に到着。そこで車中泊。5月なのにかなり冷え込み、寝袋の中で寒さで何回も目が覚めた。朝、4:45起床。5:25出発。林道を20分歩いて近丸新道入口に着いた。ここで朝食をとり、いよいよ登山道に入る。雑木林の中をしばらく歩き、川を渡ると、ここから対岸を急登する。登山口から約2時間で徳ちゃん新道との分岐点に着く。天気が悪く、期待した富士山も見えず、それどころか目的地の甲武信岳すら見えない。ひたすら黙々と登ると、だんだん残雪が現れるようになったので、アイゼンをつける。さらに約2時間で木賊山へ。ここでようやく目的地の甲武信岳が雲間に見られるようになった。三角形のピラミダルな山容である。一旦下ると甲武信山荘があり、そこから20分で山頂に到着。遠くの山は雲の中であるが、近くの山はよく見えた。特に隣の三宝山(甲武信岳より高い2483m)、今通ってきた木賊山(2468m)は、堂々とした山容を誇っていた。20分ほどで下山を始めたが、雪の急な下り坂はなかなかスリルがあった。下りは徳ちゃん新道を使ったが、こちらはずっと尾根道が続き、快適であった。
写真館 

近丸新道入口

朽ち果てた線路のある登山道

白い石英がたくさんあった

残雪の登山道

木賊山から甲武信岳(左)と三宝山(右)

甲武信岳山頂

甲武信岳から木賊山