212笠置山
(かさぎやま)
岐阜県恵那市
1128m
2012.5.26(土)晴
歩行時間=2時間30分(登り1時間40分、下り50分)
登山口
休憩所
ヒトツバタゴ
林道出合
笠置山
6:10
6:45
7:00
7:30
7:50
9:05
8:50
8:40
8:25
8:15
岐阜県恵那市辺りに行くと秀麗な山が二つ見える。一つは日本百名山の一つ恵那山であり、それに対峙する形で見えるのが笠置山である。裾野を広げたきれいな三角錐で以前より気になっていたが、標高の低さで今まで敬遠していた。今回その山に登ることにした。
恵那ICから西へ車で20分ほど走ると木曽川を渡り、笠置の部落に入る。「笠置山登山道」の標識に従って右折し山道をぐんぐん登っていく。農家から別荘地に入りしばらくすると舗装が途切れるので、そこに車を置いて車中泊。
翌朝6時10分出発。30㎝~2mほどのゴロタ石がごろごろしている歩きにくい道を30分ほどで突然舗装された林道に出る。左にきれいな休憩所がある。
ここで朝食を採り、さらに出発すること15分、ヒトツバタゴ自生地に着く。ヒトツバタゴとは何かと思って案内板を見ると、目の前の大きな木のことで、なんでも対馬以外で初めて発見されたそうである。それにしても変わった名前である。
この辺りからは階段がきれいに整備され、標識も随所にありとても手入れが行き届いている。この調子で山頂まで階段がほとんどついていて、登るにはとてもしんどい。また、ずっと雑木林の中で日が当たらなくてよかったが、展望が何も開けず残念である。
7:50ようやく山頂に着いた。笠置神社の大きな鳥居と社殿が鎮座し、その隅に三角点がぽつんとあった。
神社の裏手に回る道を進むと数メートルの巨岩があり、よじ登ると、正面に霊峰御嶽山が見られた。
またその右側には中央アルプスの峰々が連なっていた。
今まで展望が見られなかったが、これでここまで来た甲斐があったというものである。
下りは階段をリズミカルに下った。足の裏を平行にできるので、つま先が痛くならず、下りは階段というのはいいものだと思った。
麓に下ってから、笠置山を振り返り、別れを惜しんだ。