登山データ
静岡県静岡市
千枚岳2880m、悪沢岳3141m、荒川中岳3083m、
荒川前岳3068m、小赤石岳3081m、赤石岳3120m
2012.8.2(木)~4(土)快晴

歩行時間=19時間(1日目6時間20分、2日目10時間50分、3日目1時間50分)

畑薙第1ダム 椹島 滝見橋 清水平 見晴台 千枚小屋
7:10 8:20 8:30 10:55 11:45 13:30
千枚小屋 千枚岳 悪沢岳 荒川中岳 荒川前岳 荒川小屋 大聖寺平 小赤石岳
4:40 5:20  6:30  7:30  7:45  8:35  9:10  10:20 
 椹島分岐 赤石岳  椹島分岐 富士見平 赤石小屋 赤石小屋  椹島  畑薙第1ダム 
10:30  11:00-30  11:40  13:20  14:00  4:45 6:55-
8:00 
9:00 

登山紀行

 南アルプスはとても奥深い。その奥深い南アルプスの最奥部、ほぼ中央に位置し、南アルプスの正式名称・赤石山脈の名前の元になっている赤石岳、そしてその北の荒川三山に登ってきた。この奥深い山には静岡県最北部にある椹島から登るのが普通だが、椹島には車が入ることができず、その南にある畑薙第1ダムに車を置き、山小屋を経営する東海フォレストの送迎バスを利用するしかない。山小屋の送迎バスだから、山小屋の利用者のみで他の小屋はもちろん、テント泊でもだめだそうである。このように不便なところなので、これまで行く機会がなく、そしておそらく今後も行くことがないと思われる。
 さて、前夜、自宅からできたばかりの第二東名を通り、5時間かけて畑薙第1ダムまで来て、車中泊。朝8時の始発の送迎バスに乗るつもりであったが、なんと7時に臨時バスが出るとのことで、大慌てでバスに飛び乗った。がたがたの林道にゆられること1時間、登山基地椹島に着いた。
 ここから樹林帯を延々と登る。途中、怖い吊り橋もあった。

6時間20分の長い登りの末、千枚小屋に到着。正面には笙が岳が大きくそびえていた。

山小屋を翌朝4時40分出発。小屋の前で御来光。富士の影が眼前に。

大きく雄々しく富士山が朝日に映えていた。

40分、急登を登ると千枚岳山頂に。背後には悪沢岳が見える。

そしてさらに丸山を経て、悪沢岳に到着。荒川三山の一つで、東岳とも呼ばれるが、深田久弥は悪沢岳という名前にこだわっていた。

悪沢岳の正面に、これから行く赤石岳が大きくそびえていた。

荒川三山の一つ中岳。背後に塩見岳など南アルプス北部の山々。

荒川三山の残り一つ前岳。中岳と前岳はすぐ近くで、独立峰とは言い難い。むこうに赤石岳が見える。

途中、悪沢岳と富士山が並んでいた。

赤石岳の北側、小赤石岳。背後に富士山。

赤石岳の背後にも富士山。

南側には聖岳が見える。

その北に兎岳と大沢岳も。

北側には手前に小赤石岳、過ぎてきた荒川三山と千枚岳。

荒川小屋に降りると、赤石岳と小赤石岳が並んで見える。

そして、夕方の月に映える赤石岳。

こうして長い旅が終わった。天気が良くて最高の3日間であった。

215千枚岳(せんまいだけ)
216悪沢岳(わるさわだけ)
217荒川中岳(あらかわなかだけ)
218荒川前岳(あらかわまえだけ)
219小赤石岳(こあかいしだけ)
220赤石岳
(あかいしだけ)