スキー場の駐車場に車を置き出発。第２リフト（休止中）の途中左側に登山口がある。最初は白樺林の中の快適な雪のプロムナード。しかしすぐに左に折れ、さらに右折。ここから雪の急登が始まる。４本爪アイゼンでは滑ってしまうので１０本爪アイゼンを装着。かすかな足跡と所々にある赤テープを頼りにぐんぐん登り詰める。途中わかりにくいところも多かったが、次第に稜線に取り付く。ところが、稜線を行けども行けども山頂に着かず、とうとう岐阜県との県境まで来てしまった。もっと早く地図やＧＰＳを確かめれば良かったのだが、なまじっか足跡があるものだから、道が正しいと信じてしまったのが敗因である。結局、途中で一度左に折れ、鞍部を下り左に見える大川入山（あとで地図を参照してわかった）に取り付けば良かったのだ。引き返しながら分岐点を探したが、それらしい分岐点は見つからず、この日は下山することにした。山頂は踏めなかったが、好天に恵まれ、御嶽山や南アルプスが一望できたので、大満足であった。
