大地には草が萌え、花が咲き、木々の緑は風にもまれて涼感を漂わせています。時には激しい嵐も到来し、やがて秋冷の頃には枯れ葉が音をたてて郷に舞うこととなり、冬が来て猿投の山にも白い帽子がのります。
このように四季の変化は、忘れることなく巡ってきます。
しかし、時の移りかわりは、川の流れのように、止まることがありません。
人々の営みも時に沿って現在の生活がすぐ過去となり新しい未来での日々の生活に対応しなければならない仕組みとなっています。
21世紀への橋渡しの時期である今日、ことさらに時代の変化は、あわただしさを伝えてきます。
介護保険制度の創設、雇用機会の激変、ごみ処理問題など平穏な日々を願っている庶民を取り巻く社会環境でさえ著しい動きを示し新しい時代への対応を迫ってきています。国際博覧会や高速自動車道の整備、情報通信ネットワークの拡大も地域活動へ大きな影響を与えてきます。
新世紀に順応できる社会生活は、どのようにあるべきか、これからの藤岡町の発展、生活安定はどのような方向が望ましいのか、これまでの町の政策方針、事業実施を改めることはないでしょうか。
今こそ、これからの町の未来について考える機会ではないでしょうか。
町を取り巻く現況・経済問題、地方分権に向けた行政改革、さらに日常生活に直結したごみ処理、子育て、高齢者福祉など、身の回りの諸問題を未来に向けて考えていくことは大切なことではないでしょうか。
私達は藤岡町の未来について語り、住み良い我が町の創造のため行動したいと願っています。