英国伝統の石積み
英国伝統の石積みとは、石の空積み（Ｄry Stone Walling）のことをいいます。セメントなどを使わず、そこにある石だけを使って石の壁を作ります。
石の空積み（Ｄry Stone Walling）は環境面においてもセメントを使用しないので半永久的に再利用でき、１００％天然物なので植物や動物などの自然に共存することができます。
また、環境への配慮にとどまらず、英国庭園の反映とともにその芸術性も認められるようになり、英国のランドスケーピングにおいて、現在ではかかすことの出来ない存在となっております。

ＤＳＷＡとは
ＤＳＷＡとは（Ｄry Stone Walling　Assosiation of Great Britain）の略で、1968年に設立したイギリス伝統の石積み技術を守る協会のことです。
3千年前から石の壁はあったおされ、その伝統と技術をより高度なものとし、その技術を統一（明確化）することで、ＤＳＷＡは良質の伝統石積み技術を後世に伝えていくことを目的の一つとしています。
毎年定期的に技術試験が行われ、合格するとStoneMason(石職人)の資格が与えられます。 また、British HeritageやNatinal Trustなどに要請され、世界遺産に指定されている石積みなどの補修保全活動にも取り組んでいます。