木戸城
きどじょう

■所在地:安城市木戸町 ■立地:台地端 ■別称:― ■築城年:― 
■築城者:
石川氏 ■遺構等:堀、土塁、看板

春日神社(鳥居の中に見える鶏に注意!) 神社裏手の堀

■歴史
 室町時代中期に石川氏が在城したが、1471年頃に松平信光が安祥城へ進出すると同時に成瀬正義が配属された。
 その後も成瀬氏は松平家に従ったが、徳川家康の代になり家康の関東移封に従ったので廃城となった。
●現状(1998年10月)

  矢作川の堤防沿いにある春日神社が城址である。神社には木戸城の説明看板がある。
 神社の裏手には、かなり埋もれて浅くなっているが堀の跡がはっきりとわかる。
 この城の守りの要はなんといっても上の写真に写っている(わかりづらいかもしれませんが)巨大な鶏である。撮影中に何度も襲われ(目潰しを狙って頭の高さまで跳びかかってくる)、大変に恐怖であった。特に、社殿裏への唯一の細い通路を通って堀の見える所まで行ったら、鶏がゆっくりと向かってきた時はかなりあせった。デジカメの起動が早いか、通路を塞がれるのが早いか際どいタイミングであったが間一髪間に合い表へ脱出できたが、その直後に鶏に走って追いかけられて矢作川の堤防の上まで逃げるはめになった。上の写真はその時に撮ったものである。

◆場所

 安城市と西尾市の境を流れる矢作川を渡る志貴野橋があり、安城市側で矢作川沿いの道路を1.2キロほど東へ走っていくと、堤防沿いに春日神社があり、そこが城址である。