安代城
あじろじょう

■所在地:豊田市富岡町寺洞 ■立地:尾根端 ■別称: ■築城年:
■築城者:
原田氏 ■遺構等:曲輪、土塁、堀切、井戸

最頂部の曲輪(左側の斜面は土塁) 城址東側の堀切
曲輪 井戸跡
安代城縄張図

■歴史
 原田氏一族の居館といわれている。1571年に武田氏による侵攻で落城した。

●現状(2006年6月)

 城址のある山林の所有者宅に車を停めさせていただいて、城址の案内までしていただいた。曲輪は畑になっているところもあるが、イノシシが荒らすとのことで柵で囲ってある。畑を抜けて山林の方へ入っていくとすぐに土塁があり、土塁の端には、このお宅のおじいさんが建てたという城主の墓碑がある。「おじいさんが奮発して建てた。」をいわれるだけあって立派なものである。土塁の東側は堀切になっていて、深くて鋭い、薬研堀の見本のような堀切である。これほど堀切らしい堀切は滅多にないので感激した。


◆場所