羽城
はじょう

■所在地:碧南市羽根町1 ■立地:台地上 ■別称: ■築城年:1576年
■築城者:
徳川家康 ■遺構等:

大浜陣屋の碑

■歴史
 1576年に松平元康(徳川家康)が船手の要塞として大浜に城を築いて羽城とした。城は長田重元に守らせた。この重元の長男が永井直勝で、直勝は長久手の合戦で家康に従って戦い、安藤直次とともに池田恒興・元助親子を討ち取った。直勝はその功により常陸国笠間城主となり、羽城は廃城となった。その後、この地は大浜陣屋の敷地となったといわれている。
●現状(2005年12月)

 碧南市を走る国道247号のちょうど碧南海浜水族館や臨海体育館のあるあたりに「浜町」交差点がある。この交差点を東へ向かうと2つめの信号が「羽根町」交差点である。この信号で右折して80メートルほど進むと右手に「碧海信用金庫」があり、反対の左手に細い横道があるので、そこへ入って行く。車でも入れるとは思うが、ちょっと自信がない。私は離れたところに車を止めて歩いた。70メートルぐらい進むと十字路になっているので、左へ曲がるとすぐに陣屋の碑が見える。
 この陣屋の碑は大浜陣屋の碑だが、大浜陣屋は羽城の跡地に築かれたといわれており、それが確かならば、このあたりに羽城があったことになる。

◆場所