大沢城
おおさわじょう

■所在地:御津町大字豊沢字引釣 ■立地:段丘端 ■別称:■築城年:
■築城者:
波多野氏 ■遺構等:土塁

土塁 土塁内側の様子

■歴史
 南北朝期以後、波多野氏の居館といわれている。波多野氏は足利尊氏から三河に所領を与えられ、この地を本拠とした。1493年、波多野時政のときに牛久保の牧野氏に敗れ、この地も牧野氏の所領となったが、波多野氏はその後も小領主として存続した。

●現状(2004年3月)

 西豊沢公民館の南側の果樹園付近が城址で道路沿いに数十メートルにわたって高さ2メートルほどの土塁が続いている。土塁は、そのまま果樹園の垣として使われているようであるが、他に目立った遺構はみあたらない。
 


◆場所

 御津北部小学校の西1キロメートルほどにある西豊沢公民館のすぐ南側の果樹園が城址付近である。