浅井西城
あざいにしじょう

■所在地:西尾市西浅井町宮下 ■立地:丘陵端 ■別称:西浅井土豪屋敷 ■築城年:
■築城者:
■遺構等:曲輪、堀、土塁

城址外観 堀跡
土塁 土塁

■歴史
 松平六代の信忠の三男・康孝が1521年ごろ入城したが、1542年に没すると兄の信孝に押さえられた。信孝は宗家である岡崎城の松平広忠を攻めたが敗退した。
 現在、城址に住む黒柳家の伝承では、かつて黒柳家が城に住んでいたが、信孝が来たために城を明け渡して城の前に住んだという。
●現状(2002年5月)

 城址はほぼ円形をしており、土塁で一周囲まれている。土塁はほぼ完全に残っており、しかも、かなり大きな土塁で、城址の外側からみると高さは約6メートルになる。城内も、付近から比べるとかなりの高さになっている。北側には堀も一部残っている。城内はかつての城主だった黒柳家があり、立派なお屋敷だった。
 これだけの規模の城館が完全に残っているのは珍しいと思う。土塁の規模に興奮すること間違いなしである。

◆場所

 国道23号線の中原インターを起点にすると、インター出口の交差点を東へ向かうと「志籠谷」交差点があるので左折する。1.5キロほど進むと「西浅井町」交差点があるので左折する。150メートルほどで交差点があるので右折して100メートルほど進むと、左手に城址がある。一見すると小山のようである。