おかざきじょう |
■所在地:岡崎市康生町 ■立地:台地端 ■別称:竜城、竜ヶ城 ■築城年:1452年頃
■築城者:西郷稠頼 ■遺構等:本丸、二の丸、石垣、堀、井戸、土塁、復興天守閣、模擬大手門 |
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天守(外観復元) |
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天守(外観復元)と龍城神社 |
二の丸に築かれた模擬大手門 |
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二の丸にある三河武士の館 |
本丸北側の空堀(青海堀) |
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本丸南側の堀 |
東照公(家康公)産湯の井戸 |
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■歴史 |
1452年から1455年にかけて西郷弾正が築いたのが岡崎城のはじまりとされている。
やがて、松平氏の勢力が大きくなり、歴代松平氏の中でも特に傑出した清康の代になると急激に勢力を伸ばし、岡崎に入城した。以後、松平氏の本拠となった。
しかし、清康が尾張守山で殺されると急激に勢力が弱まり、織田氏と今川氏に挟まれ苦難の時期が来た。そんな中で竹千代(徳川家康)は誕生した。
今川義元が桶狭間で戦死すると、家康は岡崎城に戻り、力を蓄えた。その後、家康が関東移封となると田中吉政が入り、近代城郭として整備を行った。更にその後に城主となった本多氏の時代に三層の天守閣が建てられた。しかし、明治の廃城令により取り壊された。現在の天守閣は昭和34年に外観復元された。
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●現状(2009年11月) |
現在は岡崎公園として岡崎市のシンボルとなっています。外観復元の天守閣は内部が資料館となっており、岡崎城の歴史や展示物などが充実しています。本丸の石垣も良く残っており、本丸周囲の空堀や水堀もあるのでなかなか壮観です。
難を言うと、本丸の松の木がかなり大きく、どの角度から写真を撮ろうにも天守を遮り、とてもカメラマン泣かせです。本丸には龍城神社があり、一見すると本丸御殿のようですが、過去にも本丸御殿はなかったようです。
二の丸には三河武士の館という資料館が建てられ、松平氏の発祥から徳川家の時代までの歴史を様々な展示品などで紹介しており興味が尽きません。歴史に興味があって岡崎城へ訪れるなら必見です。
他にも模擬大手門や土塀などが作られ、城の威容を保っています。
なお、岡崎公園は県下屈指の桜の名所です。桜は、どこへ行っても城に良く似合うと思います。
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◆場所 |

矢作川の東、国道1号線沿いにある岡崎公園が岡崎城である。 |
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