赤坂陣屋
あかさかじんや

■所在地:音羽町大字赤坂字西裏、東裏 ■立地:丘陵裾 ■別称:赤坂代官所 ■築城年:1601年、1689年
■築城者:
■遺構等:碑、看板

陣屋看板 本陣址の碑
陣屋入口の碑 東海道の宿場町の面影を残す街並

■歴史
 関ヶ原の合戦後、赤坂の地は幕府の直轄地であった。当初の陣屋は左上の写真の奥であったが、1689年に場所が移された(赤坂保育園辺り)。幕末に三河県役所となったが手狭になり、1869年に再び元の位置に戻されて静岡藩の三河出張所となり、1872年に廃止された。

●現状(2004年3月)

 この地は赤坂陣屋よりも旧東海道の赤坂宿で有名なところで、今でも古い旅館などがあって、昔の面影が残っている。音羽町の図書館の近くに陣屋の説明看板があり、この看板の背後奥が陣屋跡ということである。そこから東へ歩いていくと、本陣入口や本陣址の碑が建っている。碑は道路沿いにあるが、陣屋があったのはもっと山側の赤坂保育園の場所である。この碑がどちらの陣屋を指すのかわからず、新旧陣屋の位置関係がちょっと混乱してくる。
 時間がなくてあまり歩かなかったが、他にも何かあったかもしれない。東海道の宿場町の雰囲気も良く残っているので、足を伸ばして御油の松並木まで歩いてみると歴史散策にはぴったりである。


◆場所

 国道1号線を音羽町役場前から豊橋方向に向かうとすぐに「音羽」交差点があるので右折する。そのままT字の「赤坂紅里」交差点(旧東海道)に出るので右折する。そこから100メートルほどで左側に「東海道赤坂宿」の碑があり、駐車場もある。そこから歩いて道を戻ると、陣屋の碑などを見つけることができる。