孫根城
まごねじょう

■所在地:豊田市大沼町横大  ■立地:山頂 ■別称:■築城年:
■築城者:
梶氏 ■遺構等:曲輪、土塁、堀切

主郭 曲輪
堀切 城址へ向かう道
孫根城縄張図

■歴史
 梶氏の居城であったが、1536年に足利方に攻められ落城した。その後、本多忠知が城主となったが、1571年に三河へ侵攻した武田信玄の軍に攻め落とされた。
●現状(2003年5月)

 城山の山頂付近までは車で行ける。神社の前に車を止めて、そこからは徒歩になるが、結構、木の枝がたくさん出ていて、倒木もあり歩きづらい。しかも、かなりの距離がある。案内看板がこまめに立っているのでそれに従って歩き続けるが、案内がなければ遭難しそうだ。
 歩いていると、いつのまにか城内になるが、尾根上に小さい曲輪が連なっているだけなので現在地が良くわからない。やがて、主郭へ到達することができる。
 主郭は、木が多くて動き回るのがつらいが、それほど広くない。主郭を基準にすれば他の曲輪の位置も確認できるので、帰りは1つずつ確認しながら来た道を戻る。曲輪はそれぞれが結構小さく、斜面になっているものも多い。幅の狭い尾根上なので、雨で土が流れてしまったのかもしれない。
 途中の2箇所に堀切がある。これは、一番攻め込まれやすい南から攻められた場合に、敵が曲輪を避けて回り込むのを防ぐことができる。堀切よりも外へ回り込むと、かなりの急斜面なので転落してしまうだろう。

◆場所
 (看板)
 国道301号線の「根崎」交差点を北へ曲がり、豊田市役所支所(旧下山村役場)の前を過ぎてさらに東へ進むと、「東大沼」交差点があり、左の道へ進む。そこから3キロほど進むと右側に城の説明看板が立っているので見落とさないように注意する。看板を見つけたら、そちらの道へ入っていき、山の方へ上がっていく道路を進むと右側に神社があり、神社を過ぎた左側に城址入口の看板がある。