大桑城
おおくわじょう

■所在地:豊田市大桑町コンデ嶋 ■立地:尾根端 ■別称:■築城年:
■築城者:
■遺構等:曲輪、堀、土塁、馬出

主郭の様子 馬出し(左)、堀(右)、土橋(奥)
城址遠景
大桑城縄張図

■歴史
 河合弥十郎の居城。1571年に武田信玄の軍に攻め落とされた。
●現状(2003年5月)

 城址の近くは一部整地されており、道を尋ねた人の話では学校ができるということであった。城址に隣接する部分も木が伐採されていて、地面もならしてあった。ただ、もともとここは曲輪状の削平地だったらしいが、城郭関連の地形かは不明。しかし、おかげで、城址の主要な遺構である、南側の堀、馬出し、虎口などがとても見やすくなっている。堀も底から主郭の土塁の上まで高低差が4、5メートルほどある。
 土橋を渡って主郭へ入ると城址の看板と小さな祠があるが、かなり雑草、雑木が多く、この季節ではとても動き回れなかった。そのため、南側の主要な遺構しか見ていないが、これだけはっきりした遺構がある城址も少ないので、小さいながらも楽しめた。是非とも、開発は城址の手前までにとどめてもらい、教育材料にしてほしい。

◆場所

 豊田市役所支所(旧下山村役場)から県道363号線を東へ6キロほど(途中から国道473号線に合流)のところで巴川を渡り、T字の交差点(ガソリンスタンドがある)になるので右折する。100メートルほどで、右折できる道があるので右折して、再び川を渡り、橋を渡ったら左折する。150メートルほどで右折し、羽布建設の前で右後ろへ鋭角に曲がって行ける道があるので、右折し、坂を上りきると開けた場所にでて北の方に城址がある。