石巻山城
いしまきさんじょう

■所在地:豊橋市石巻町南山 ■立地:山頂 ■別称:■築城年:南北朝期
■築城者:
■遺構等:曲輪、看板、碑

城址碑

■歴史
 南北朝期の築城で、城主も諸説あり定かではない。城主として伝えられる高井主膳正は南朝に味方していた。北朝の高師兼が高井城(豊橋市)を攻めると石巻山城に篭って抗戦したが、遂に敗れて自刃したと言われている。

●現状(2002年5月)

 豊橋市の石巻山は地元では名の知られたところで、旅館が立ち並び、展望台からは豊橋市が一望できる夜景スポットでもある。
 旅館街(といっても4、5軒しかないが)の上に石巻山神社があり、そこから少し山道の方へ行くと城址碑と説明の看板がある。とりあえず山頂の主郭のあるところまで行ってみようと思い、ひたすら登っていった。どうやら案内看板の登山道が省略してあるのか、縮尺が意外と小さかったのか、登っても登っても頂上へ着かない。やがて、登山道は大きな岩壁にぶつかり終着してしまった。昼食も食べずに登ったのでスタミナも切れた。結局、曲輪らしい部分も見過ごし、疲労だけが残る城廻りとなってしまった。
 遺構としては山頂付近の細長い曲輪があるが、岩が多く自然の地形を多く残しており、むしろ、石巻山半腹古城という記録のとおり、山の中腹に城館施設があったものと考えられている。駐車場や旅館のあたりが昔からの削平地だったとすれば、その辺りが城館のあったところか。


◆場所

 豊橋市の石巻山温泉のある石巻山が城址である。旅館街を抜け、山頂の方へ向かっていくと城址碑と看板がある。