八幡砦
やわたとりで

■所在地:豊川市八幡町本郷 ■立地:丘陵上 ■別称:八幡村城 ■築城年:1561年
■築城者:
板倉正重 ■遺構等:土塁、堀

国分寺塔跡

■歴史
 板倉正重は今川氏の家臣で、碧海郡中島城主であった。1561年に深溝の松平好景に追われ額田郡岡城(岡崎市岡町)に移ったが、松平元康(徳川家康)に攻められ、八幡村に砦を築いて元康に抵抗した。しかし1562年の赤坂合戦で討ち死にし、砦は元康の手に落ちた。この戦いで元康家臣の渡辺半蔵が戦功をあげたので槍半蔵と呼ばれるようになった。

●現状(2001年3月)

 豊川市八幡町に国分寺があるが、その塔跡が砦跡である。国分寺から西に徒歩100mほどに八幡公民館があり、その裏に国分寺塔跡がある。
 遺構らしきものも残っているが、砦の遺構なのか国分寺の遺構なのかわからなかった。発掘が進んでいるようなので、再度訪れてみたい。


◆場所

 豊川市八幡町の三河国分寺跡の西側が城址である。