伊保城
いぼじょう

■所在地:豊田市保見町御山前 ■立地:山麓 ■別称:御山前城 ■築城年:1600年頃
■築城者:
丹羽氏次 ■遺構等:堀、土塁

今立っている場所が城址だと思ってたら、下の宅地が曲輪で、
ここは、土塁と堀の外でした。

■歴史
 この伊保城周辺には、4つの伊保城と呼ばれる城があるが、この通称御山前城は近世に築かれた城である。機能的には城というより陣屋であった。
 関ヶ原の合戦後にこの地に入った丹羽氏次と2代目氏信によって築かれた。そして氏信が岐阜県の岩村城に転封となり、ここは三河代官の出張所的存在になった。
 1681年に本多忠晴が城主として来たが、やがて遠州相良へ転封となると城の機能を失った。そして1746年に陣屋は取り払われてしまった。
●現状(1999年5月)

 はっきりした場所を知らなかったので、それらしい茂みと高台が城址だと思って畑を横切って土塁を越え、堀を越えて城址へたどりついたつもりだったが、後で調べたら、実は畑や民家のあたりが城内であった。堀の外に土塁があって珍しいなあと思ってたが、これで納得。

◆場所