作手村の役場前から国道301号を南に1.3キロほど進むと、県道437号と交わる交差点があり、その交差点の東の一角に一段高い場所があり、そこが蔵屋敷である。 城址は、ほぼ方形の単一の曲輪で、今は畑となっているが形状は良く残っている。東の隅に土塁が残っていて、他にも畑の周囲に低い土塁状のものが見られるが、土塁の形跡なのか畑の畦なのかわからない。 古い地籍図などから、周囲に堀はなかったとされている。