宮津城
みやづじょう

■所在地:阿久比町宮津字宮上ノ山 ■立地:丘陵端 ■別称:英比柳審城 ■築城年:1284年頃
■築城者:
新海淳英 ■遺構等:曲輪

中央の盛り上がりが最上部の曲輪(秋葉神社) 主郭北側の曲輪

■歴史
 新海淳英が1284年頃から築城をはじめたといわれている。1543年、緒川城の水野信元に攻められ落城するまで、新海氏の居城であった。

●現状(2004年2月)

 名鉄河和線椋岡駅の東1キロメートルにある秋葉神社が城址である。主な遺構は秋葉神社のある曲輪部分とその北の公園になっている曲輪である。
 神社を正面から石段を登っていくと最上段近くの右側に浅い堀切が残っている。頂上部は後世にかなり手を加えられているらしく、狭いが複雑な地形をしており、平坦な部分がほとんどないために曲輪らしくない。一応は中心の曲輪だが、主郭というには物足りない。その東の曲輪も公園造成のために削平された部分もかなりありそうで、旧態はわからない。県の城館調査報告書でも、平坦地は多く設けられているが、城郭遺構かどうかは明確ではないとしている。


◆場所