村木砦
むらきとりで

■所在地:東浦町大字森岡字取手 ■立地:段丘端 ■別称:■築城年:16世紀中期
■築城者:
今川義元 ■遺構等:

城址付近(八剣神社) 城址碑

■歴史
 1551年に織田信秀が没するのを契機に今川義元は尾張侵攻を図り、織田に属する緒川城(東浦町)の水野信元を攻略するため村木の岬に砦を築き、松平義春を城将とした。
 1554年、信元から援軍の要請を受けた信長は、信元とともに砦を攻め落とした。

現状(2002年5月)

 JR武豊線の尾張森岡駅の北約300メートルにある八剣神社を南端とする一帯が城址である。現在は、宅地や道路、線路などにより面影は何もないが、昔は高台になっていたらしい。説明看板によると付近には、首塚や処刑場跡などがあるらしい。この八剣神社も、戦死者の慰霊のための神社という。神社には村木砦址の碑が建っている。


◆場所