楽田城
がくでんじょう

■所在地:犬山市城山 ■立地:平地 ■別称: ■築城年:1504年頃
■築城者:
織田久長 ■遺構等:土塁、碑

楽田城址
土塁上に立つ城址碑 出城址とされる神社

■歴史
 尾張守護代織田氏の一族久長が築城したといわれている。当時は二重の堀に囲まれた広い城であった。
1558年、城内に櫓を築き、階上に座敷を設けた。これが天守閣の原型だといわれている。
小牧長久手の戦では、小牧山の徳川家康に対して羽柴秀吉の部下堀秀政が守り、のちに秀吉もこの城に入った。
●現状(2008年10月)

 名鉄小牧線の楽田駅のすぐ南、現在、楽田小学校の敷地となっています。学校北側のわずかに残った土塁の上に、城址碑がたてられています。昭和の中ごろの古写真を見ると田畑の中にある高台となっており、さらに一段高く築土が残っていて城址らしい雰囲気があります。
 学校を1周してみましたが、学校の敷地の高低差以外に城址らしい面影はありませんでしたが、学校の東から西にかけての田畑はかつての堀のあったところでしょう。学校のすぐ北にある神社は楽田城の出城址とされています

 

◆場所