上末城
かみすえじょう

■所在地:小牧市上末 ■立地:丘陵 ■別称:森下城、森坂城、上陶城 ■築城年:15世紀後期
■築城者:
落合勝正 ■遺構等:堀、土塁、碑、説明板

城址碑と説明版 土塁らしきところ
国道155線沿いの土塁らしきところ 陶昌院にある城主墓所
■歴史
 室町時代後期、尾張大県神社(犬山市)の祠官である重松秀村の三男・落合将監勝正が築いたとされる。
 勝正の息子である安親は織田氏に仕え、1584年の小牧・長久手の戦いでは、安親の子・庄九郎とともに豊臣秀吉に従い、池田恒興や森長可らが岡崎へ急襲しようとした際に先鋒となったが、長久手で敗戦した。その後城は廃城となった。

●現状(2008年10月)

 小牧市上末の陶昌院付近が城址です。お寺の北側には堀状の道があり、さらにその北には国道155線に沿って土塁状の地形があります。この上に城址碑と説明板が建っています。
 陶昌院には城主・落合安親の墓所があります。
 地図を見ていて気づきましたが、この付近は落合という名字が多いようです。城主の末裔かもしれません。


◆場所
 城址碑