富士塚
ふじつか

■所在地:江南市南山町東 ■立地:平地 ■別称: ■築城年:
■築城者:
■遺構等:古墳、碑、説明板

富士塚 富士塚から眺めた小牧山城

■歴史
 富士塚は5世紀末頃に造られた前方後円墳である。1584年の小牧・長久手の合戦のときに、生駒屋敷を訪れた徳川家康が織田信雄とともに富士塚に登って豊臣秀吉勢の布陣を観察し、小牧山の先取りを決意したといわれている。
 後に生駒氏六代の利勝は、初代・家広からの由緒と武功を後の世に伝えるために碑を建てた。

●現状(2006年3月)

 うちの4歳の息子が以前から江南市のアメージングワールドという屋内遊戯施設と、犬山城へ行きたがっていたので、2人で出かけることにした。2箇所だけでは一日もたないので、名神高速道路の小牧インターから目的地の間に城址でもないかなと調べたら何箇所かあったので、息子には悪いが城めぐりも兼ねることにした(皆さんは既にお気づきだと思うが、息子をダシに城めぐりに出かけただけである。)。
 生駒屋敷を訪れて次の堀尾屋敷に向かう途中に気になる土盛が見えたので寄ってみたのが富士塚である。元来、城址だけではなくて遺跡の類全般が好きなので、あやしい土盛があると「古墳か?」と思って、つい寄ってしまう。富士塚は意外にも戦国大名に関係した伝承が残る地で、城址ではないけれどもホームページに掲載しても場違いではなさそうである。
 息子の様子はというと、いろんな場所に寄っていくのが楽しいらしく、富士塚にも大喜びで登っていた。


◆場所